海外での活動
活動分野
グッドネーバーズ(GN)は、教育や医療など、世界が抱える様々な課題に多角的に取り組むことで、途上国の子ども達の環境を改善し、貧困の連鎖から抜け出すことができるよう支援しています。
教育
教育は発展途上国が自立するためになくてはならないものです。子ども達が教育を受け、地域の明るい未来を築くことができるよう、学校や図書館の建設・運営、教師対象の研修など教育の質を高めるための活動を行っています。
医療・保健
健康であること。怪我や病気をしたら医療を受けられること。子どもが成長すること。日本では当たり前のことが、当たり前にできない人々がいます。GNは健康診断やワクチン提供、医療へのアクセス改善や給食支援等を行っています。
水・衛生
水は命そのものです。
GNは安全な飲料水と生活用水のための給水施設やトイレを設置することで地域住民の健康を守ります。また、衛生教育も実施しています。
GNは安全な飲料水と生活用水のための給水施設やトイレを設置することで地域住民の健康を守ります。また、衛生教育も実施しています。
収入向上
子どもが働かずに学校へ行くことができる。毎日家族が十分な食事を得られる。各家庭の収入向上は直接、子どもの未来に影響します。GNは保護者や若者を対象に農業研修、PC・裁縫等の職業訓練、マイクロファイナンス等により所得の向上を支援しています。
アドボカシー
子どもや女性の権利啓発やロビー活動等…。
キャンペーン等を通して知識を深め、行動に結びつけるための活動や、多くの声を集めて課題を訴え、解決を求めていく政策提言を行っています。
キャンペーン等を通して知識を深め、行動に結びつけるための活動や、多くの声を集めて課題を訴え、解決を求めていく政策提言を行っています。
活動地域
グッドネーバーズは、アジア・アフリカ・中南米など世界約40カ国以上で活動しています。その中からグッドネーバーズ・ジャパンが支援する海外の7ヵ国と、日本での活動をご紹介します。
インド
経済成長に伴い裕福な人たちが増えている一方で、インド人口の約35%が極度の貧困状態にあると言われています。GNは、南部バンガロールを中心に子どもの教育支援や保護者の収入向上支援等を行っています。
カンボジア
都市部では、建設ラッシュで日に日にその姿を変えるカンボジア。そんな中、地方は置いておかれたままで格差は広がる一方です。いまだに農村部には電気や水道はなく、学校に行けない子どもの割合も都会と比べて高くなります。GNは、農村部など7つの地域で教育支援のほか子どもの教育の権利を広めるための地域への啓発活動にも力を入れて活動しています。
ネパール
ヒマラヤ山脈、チベット仏教など神秘的なイメージで旅人を惹きつけるネパールは、その一方、一人当たりGDPが約699USドルで世界172位と低く、いまだ残るカースト制度も、すべての子どもが持つ権利を妨げる一因となっています。GNは、2002年から活動を開始し、低カーストの子どもに質の良い教育を提供する学校運営や、農村部での農業支援などを行っています。
バングラデシュ
世界有数の大きな河川の下流地域にあるバングラデシュは、毎年雨期になると洪水と度重なる台風により、多くの人命が奪われています。また、人口密度は世界第1位とされ、急激な人口爆発が貧困問題の一因となっています。GNの活動の歴史としては最も古い、1992年から事業を開始し、人々と信頼関係を築きながら教育支援、女性の職業訓練事業などを行っています。
エチオピア
一年が13カ月という、独特の暦と時間を持つエチオピア。1990年から現在まで、安全な水にアクセスできる人の割合は14%から57%と大きな進歩を遂げましたが、今だ半数近くが安全な水を得られない状況です。GNはスラムなど5つの地域において幼稚園などにおける教育・給食支援、健康診断のほか、ごみ処理施設の建設など地域の環境改善を支援しています。
チャド
1920~1960年までフランスの植民地となっていたチャドは、独立後も1960年代中期以後、部族間の争いやクーデター、内戦を繰り返す不安定な政治情勢が続きました。このような情勢と食料資源の不足もあり後発開発途上国の一つになっているチャドは、世界の中でも特に水・教育などのインフラ開発が遅れています。GNは2007年から事業を開始。アフリカ各国に広まった、学校建設のホープスクールプロジェクトはここ、チャドで始まりました。
モザンビーク
10年間の独立戦争を経て独立したモザンビークは、その後15年間にも及ぶ内戦を経験しています。内戦後は年率8%の経済成長を実現したものの、国民の60%以上が1日1.90ドルの貧困ライン以下で生活しています。地方では電気・水道がない地域も多く、就学率も都市より低いため、国内でも格差が広がっています。GNは2014年より、教育、保健、水衛生、収入向上およびアドボカシーの分野で活動しています。
日本
国内では、ひとり親家庭を対象としたフードバンク「グッドごはん」運営のほか、より多くの人々に世界が抱える問題を伝え、市民社会の国際協力への参加を促進するためのアドボカシー、それにともなったキャンペーンやイベントを実施しています。