【ウクライナ危機】新たに給水施設修繕事業をはじめました
グッドネーバーズ・ジャパンは、日本NGO連携無償資金協力事業の一環として、日本外務省の支援を受け、2024年3月より「ミコライウ州、侵攻及びカホフカ・ダム決壊による被災地における公共給水施設建設事業」を開始しました。
このプロジェクトは、2022年2月からロシア軍の全面侵攻が続く中、昨年のヘルソン州カホフカ・ダム決壊による被害を受け、緊急の復旧が必要な地域を対象としています。
村の現状
本事業の対象地であるノヴォペトリフカ村は、ロシアによる侵攻時に前線となり9ヶ月間占領下におかれ、紛争の影響で村の給水施設が被害を受けました。さらに、カホフカ・ダムの決壊により、ダムの底辺に沈んでいた汚染物質が上昇し、周辺河川の地下水源が汚染されました。このため、地域の人々は安全な水を手に入れることが難しくなっています。
この村の人口は、2022年1月1日時点で1,722人とされていましたが、ロシア軍の進軍を受けて多数の住民が他の地域に避難したため、2023年12月には約650人まで減ったとされます。
現在村の給水施設は応急処置が施されているだけの状態です。
給水塔は強度が不十分な土台の上に建てられ、接続された水管には断熱対策が施されていないため、冬季には管内の水が凍結する恐れがあります。
本事業が目指すこと
私たちは、村の人々が安全な生活水を利用できるように給水施設の復旧を進めてまいります。
また、復旧を通じて生活環境を改善することにより、他の地域に避難していた人々が帰還できるようにすることを目指しています。
今後も、皆様のご支援とご理解をよろしくお願い申し上げます。
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