「こころが強くなれた」 グッドごはんを継続的に利用する人へのアンケート: 利用以降 98%が家庭でのポジティブな変化を実感
グッドネーバーズ・ジャパンは、日本国内の子どもの貧困対策として、ひとり親家庭への食品支援事業「グッドごはん」を運営しています。
今回、グッドごはんを継続的に利用している家庭へアンケート*を行い、グッドごはんを利用して以降家庭に起きた変化の内容などについて調査しました。
約98% グッドごはんを利用してから家庭に起きた変化あり
回答者の97.7%が、グッドごはんを利用して以降、家庭で何らかの変化を経験していることがわかりました。
変化の内容として、約半数が「家計が改善した」「家族のコミュニケーションが増えた」「食事の量が増えた」を選択しました。
自由記述回答では、以下のような声が寄せられました。
・3食たべるのは子どもだけ、私は朝ごはん、昼ごはんを食べないことが当たり前でしたがグッドごはんを貰えるようになってから食べるようになりました
・いただけるので、家計が助かった。その分を子ども達の衣服や筆記用具、誕生日祝い・クリスマスプレゼントにまわす事が出来た
・子どもが喜ぶ顔が増えた。何もない時は、がまんさせてばかりいたので、会話も増えたしありがたいです。親子関係も良くなったように思います
・グッドごはんでいただいた食材で、栄養のバランスもとれて、普段食べられないものを食べられるときの子供たちの反応と雰囲気がガラッと変わります。反抗期で普段話をしなくても、そういう時はコミュニケーションも増えます
「一人じゃない。まだ頑張れる」と前向きな気持ちに
グッドごはんを利用する親御さん自身に起きた心身の変化について質問したところ、8割を超える回答者が「利用前と比べて心身の健康状態が改善したと思う(とてもそう思う・ややそう思う)」と答えました。
また、「利用前と比べて将来への見通しや希望が広がったと思う(とてもそう思う・ややそう思う)」と回答した方は63.2%でした。
回答者からは、下記のような声が聞かれました。
・もちろん金銭面や物質面でも大変助かっているのですが、誰かと繋がっていると思えることで頑張ろうという気持ちを維持できます
・お腹もいっぱいにはなりましたが、こころが強くなれて、本当に救われました。今まで悩みごとを口にするのは、正直あまり良くないと思っていたので、グッドごはんを利用して、私だけではないのかなと考えが変わりました
・支えてもらえることにより、今まで以上に仕事や子育てを頑張ろうという気持ちになれました。いつか自分も支える側になろうと目標もできました
・グッドごはんを知って、利用させて頂いて以降【一人じゃない。まだ頑張れる】と前向きになれるようになりました
食や勉強への関心が増えた子どもも
グッドごはんがお子さんへ与えてきた影響に関して、回答を得ました。
「グッドごはんの食品支援は、お子さんの身体の成長や体調面にどの程度影響を与えてきたと思いますか。」という問いに対し、31.5%が「とても良い影響を与えてきた」、61.4%が「やや良い影響を与えてきた」と答えました。
また、グッドごはんを利用してから子どもの様子や生活などに起きた変化について、以下のような声が寄せられています。
・お菓子をもらえる様になったので、勉強に取り組む時間が長くなった
・困った時に助けてもらえるのはありがたいねと感謝の気持ちを言うようになりました
・食品を頂いてから食に関して関心が増えました
・勉強したいって言いだした。ご飯を沢山食べる様になった
・貧困や、母子家庭について考えるだけでなく、世界情勢にも目を向けて物事を考え、微力なからも自分がそれらに対して、何ができるかを考えて生活するようになりました
・たくさんの人に支えられていることを感じています。自分も返していくと言っています
今回の調査で、グッドごはんを継続的に利用している家庭においてポジティブな変化や影響が起きている様子が明らかになりました。中には、グッドごはんを利用することで“誰かに支えられている”という安心感や、前を向く活力を感じている利用者の方もみられます。
グッドネーバーズ・ジャパンは、より多くのひとり親家庭のお腹を満たし、こころに寄り添うため、今後も活動を続けてまいります。
どうか、温かい応援をよろしくお願いいたします。
*アンケート概要
「グッドごはん利用前後の変化に関するアンケート」
・実施日程:2023年11月6日~12月6日
・対象者:「グッドごはん」を少なくとも3年程度継続的に利用している(2023年10月末時点)ひとり親家庭
・回答方法:アンケート回答フォームへの入力(オンライン)
・回答者数:131名
グッドごはんについて