世界中の子ども達に笑顔を。途上国の子どもの教育支援・緊急支援を行う国際NGOグッドネーバーズ・ジャパン

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2024.09.13 活動報告

【令和6年能登半島支援】電化製品を1日でも早くお届けするために <後編>


「前編」の記事はコチラをご覧ください


過去の教訓を生かした「4つの工夫」を紹介

GNJPスタッフ一同、いち早く家電をお届けできるように努めています。しかし、チラシの作成、WEBフォームやハガキのご案内、電話対応やPCへの入力作業など、お届けまでにいくつかのプロセスがどうしても必要になります。
この「どうしても時間がかかってしまう問題」は、実はこれまでの災害での支援でも経験してきたことでもあります。そこで、これまでの教訓を生かして、GNJPでは4つの工夫を行っています。


【工夫1】ハガキのデザインをアップデート

見落としや見間違いを減らすために、文字を強調するなど見やすさを向上させました。「これで本当に合っているかな」という申込時の不安を最小限にするために、分かりやすい表現を探りました。見やすく・分かりやすくするためにイラストや色を多用しすぎると、印刷にかかる時間やコストがかかるので、バランスも重要になります。



【工夫2】繰り返しの作業を省力化

氏名や住所など、同じ情報を何度も繰り返しPCへ入力すると、そのぶん時間がかかってしまいます。申込管理の項目や業者への発注用の項目の入力箇所を最小限にし、自動で個数や、発注時の費用計算もできるようにしました。


時間のかかる事務作業をできるだけ効率化し、時間を短縮することで、「少しでも早くお届けできるように」との想いで行っています。



企業さんの力、お借りしています!(1)

さらに、テクノロジーやITサービスを保有する企業さんの力をお借りすることができないかなと探っていたところ、石川県かほく市に本社を置く株式会社PFU様ご協力いただきました。


【工夫3】ハガキの手書き文字を自動で読み込み(OCR技術の活用)

導入前は、ポストに届いた多くのハガキを1枚1枚確認しながら手入力をしていましたが、株式会社PFU様の機器とシステムをお借りすることで、複数のハガキを一度にスキャンしてPCに保存できるようになりました。


スキャンには「DynaEye」というソフトウェアを使ってデジタル化します。これにはOCR(光学的文字認識)という、手書きの文字をコンピュータで利用できるようデジタル文字に変換する技術が使われています。一度に複数のハガキを読み取ることができるので、入力作業も減り作業効率が格段に変わりました。

読み取ったハガキの管理画面



企業さんの力、お借りしています!(2)

オフィス家具やOA・事務機器等の販売とレンタルを手がけるオフィスバスターズグループ様より地域・社会貢献活動として、オフィスチェアを無償で提供いただきました。


【工夫4】リビングの椅子からオフィスチェアへ

毎日行う事務作業、実はイスも結構大事です。
GNJPの能登事務所は民家をお借りしているので、民家にあったリビング用の椅子を使用していましたが、長い時間の座り作業になると肩こりや腰痛になりがちでした。
イスを提供いただいてからは、長時間の事務作業でも疲れにくくなり、効率よく作業を進めることができるようになりました。偶然でしたが、GNJPのイメージカラーと同じ色のチェアを届けていただき大活躍しています。



事務作業はできるだけ効率よく進め「できるだけ現場」へ。
現地にいるからこそ「できること」を。

いくら電化製品をお届けできたとしても「家電があるだけ」で、決して元通りの生活ができるというわけではありません。私たちも家電を送って終わりではなく、お届けのプロセスを通して住民さんと他愛のない話をしたり、声を聞いたりすることで、生活そのもののお手伝いができるように模索しています。「緑のジャンパーの人たち」として身近な存在に感じていただけるよう、できるだけ事務所での作業は短い時間で済ませ、地域に足を運ぶようにしています。

仮設住宅での餅つき会(5月)


最近では、他のボランティア団体が主催されていたお餅つき大会や、地元の夏祭りにも参加させてもらい、地元の方と楽しい時間を過ごしました。

飲食店での夏祭り(7月)


本事業の担当スタッフより

電化製品のお届けを含め、能登での活動は私たちの団体スタッフの力だけではできません。今も企業やたくさんの方の力をお借りすることで活動ができています。そしてまた、今回のレポートで紹介した取り組みや工夫は、まだまだ改善できる点も多くあります。

効率的な方法を探り、試し続けることは、限られた人手やリソースのなかで「1日でも早く」を実現するためにはとても重要です。私たちの団体内だけでなく、他の地域で活動されている団体さんとも情報を共有し、アイデアを積み重ねていくことで、災害支援の在り方そのものの発展にも貢献できればと考えています。


皆さま、いつもお力添えいただき、ありがとうございます!
どうぞ引き続きのご支援よろしくお願いいたします。



募金にご協力お願いします

※グッドネーバーズ・ジャパンは「認定NPO法人」です。ご寄付は寄付金控除の対象となります。

▼ クレジットカードで寄付

▼ 郵便払込で寄付

最寄りの郵便局で、窓口にある「払込取扱票」または 「郵便振替払込請求書兼受領証」に必要事項をご記入の上、お振込ください。 ご記入いただく事項は、下記の通りです。

口座番号 00900-9-78879
加入者名 NPO法人グッドネーバーズジャパン
金額 ご寄付いただきます金額をご記入ください
通信欄 「能登半島地震」とご記入ください。 領収書が不要でしたらその旨をご記入ください
ご依頼人・払込人住所氏名 必ずお名前、電話番号、郵便番号、住所をご記入ください

▼ 銀行振込で寄付

銀行でのお振込みの場合は、以下の口座にお振込みください。

※ 銀行振込みによるご寄付の場合、住所が特定できないため領収書をお送りすることができません。この場合は寄付金控除の対象外となりますので、何卒ご容赦ください。 ご希望の際は、郵便払込をご利用ください。

銀行名 三菱UFJ銀行 本郷支店
口座番号 普通 1155337
口座名義トクヒ)グツドネーバーズジヤパン
振込依頼人名 振込依頼人名に続けて「ノトハントウジシン」とご入力ください
例)ヤマダ ハナコ ノトハントウジシン

皆さまのご支援ご協力、どうぞよろしくお願いいたします。

活動報告

【令和6年能登半島支援】応急住宅入居者向けに電化製品を支援しています
【令和6年能登半島支援】子どもたちの学習支援と創作活動のワークショップ「わじまグッド輪(サークル)」をご紹介します
【令和6年能登半島支援】子どもの学習支援および心理社会的支援を行っています
【令和6年能登半島地震】心理社会的支援 (PSS)専門家による研修を受けました 
【令和6年能登半島地震】スナック菓子が避難所で好評
【令和6年能登半島地震】仮設住宅などへの電化製品提供の支援や小学生を対象とした学習支援および心のケア支援を行います
【令和6年能登半島地震】冬用の帽子や手袋を提供しました
【令和6年能登半島地震】2月5日と7日に輪島市の避難所で物資支援と炊き出しを行いました
【令和6年能登半島地震】2月3日と5日に輪島市の避難所で炊き出しを行いました
【令和6年能登半島地震】避難所となっている輪島市の公民館で炊き出し行いました
【令和6年能登半島地震】引き続き各避難所の要望に沿った物資支援を行っています
【令和6年能登半島地震】避難所での物資配布と炊き出しを継続して行っています
【令和6年能登半島地震】JAのと おおぞら天翔河原田にて炊き出しと衣料品等の物資提供をしました
【令和6年能登半島地震】避難所にて炊き出しと衣料品等の物資提供をしました
【令和6年能登半島地震】輪島市の避難所にて8日に夕食の炊き出しを行いました
【令和6年能登半島地震】大きな被害を受けた輪島市にて水・食料の配布を行っています
【令和6年能登半島地震】大きな被害を受けた輪島市にて炊き出しを行います
【令和6年能登半島地震】スタッフ2名が被災地に入りました
【令和6年能登半島地震】緊急支援募金を開始しました
【令和6年能登半島地震】石川県能登地方を震源とする地震の緊急支援対応について

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