子どもスポンサー様からのお手紙を紹介します
途上国には、早婚や過酷な労働などにより、学校に行くことができず、たいへん困難な状況に置かれている子どもがいます。
子どもたちの未来を奪う現実を変えるために、私たちに何ができるのでしょうか。
グッドネーバーズ・ジャパンは、子どもたちのこころと身体の成長を支え、見守る「子どもスポンサーシップ・プログラム」によって、子どもが健やかに育つ環境を作っています。
子どもスポンサーシップ・プログラムには、「みんなの成長を見守るコース」と「ひとりの成長を見守るコース」の2つのコースがあり、「ひとりの成長を見守るコース」では、ご支援いただいている子どもとお手紙のやり取りをすることができます。
ナシルくんへ 最後のお手紙
今回は実際に、「ひとりの成長を見守るコース」のスポンサーの田中様から、ご支援いただいているインドネシアのナシルくんへ宛てたお手紙を紹介します。
(右)18歳になったナシルくん(2018年)
田中様は、2008年からナシルくんの子どもスポンサーをしています。
グッドネーバーズがナシルくんを支援し始めてから10年以上が経過し、ナシルくんの家族の経済状況は上向き、18歳になったナシルくんはグッドネーバーズの支援を卒業することになりました。
こちらは、田中様からナシルくんに宛てた最後のお手紙です。
田中様、長い間ナシルくんをご支援いただき、本当にありがとうございました。
ナシルくんは2021年に高校を卒業する予定で、それまでは、家族で責任を持って、学校に通わせてくれるということです。経済的な事情や地域の慣習により、途中で勉強を諦めざるを得ない子どもが多い中、ここまで教育を受けることができたのは、スポンサー様のご支援によるものです。本人も家族も、これまで支えていただいたことにとても感謝している、との気持ちを伝えてくれました。
子どもスポンサーになってください
子どもの支援卒業について
「ひとりの成長を見守るコース」の場合、通常、子どもが18歳になるまで続けられますが、子どもの状況の変化によって「支援卒業」を迎えることがあります。また、18歳を過ぎても中等教育に在籍している等、支援の継続が必要な場合もあります。
「みんなの成長を見守るコース」の場合、様々な国の子どもたちみんなをご支援いただくコースですので、特定の子どもの支援卒業に関わらず、子どもスポンサーとしてのご支援がは継続されます。
サポートの期間は自由ですが、ひとつの地域で活動の成果が表れるまでには、5年以上といった長い期間が必要とされます。
皆様から息の長いご支援をいただけますよう、お願いいたします。