世界中の子ども達に笑顔を。途上国の子どもの教育支援・緊急支援を行う国際NGOグッドネーバーズ・ジャパン

「今朝ボランティアセンターに到着し、活動してからこちらに来ました。
今日は、 5人1組で依頼者のお宅の床下に溜まった泥をひたすら15㎝ほど掻き出して土嚢に詰める、という作業をしてきました。土嚢袋は100袋以上になったけどそれでも1日では終わりませんでした。明日も行って最後まで片付けてあげたいが、活動場所は選べないのはわかっているので、明日も派遣されたところで頑張りたいと思います。
依頼者の方は高齢の夫婦で、来年結婚50周年とのことでした。今は仮設団地で周りに友達がいないから、作業中にボランティアと話ができるのが嬉しいようでしたね。ご主人は足が悪いため、早めに避難したから助かったそうです。自宅周辺は、小田川の氾濫のため2階まで浸水してしまいましたが、片付いたらまた同じところに住みたいと言われてました。」 (谷野さん)

「東京から来て今(夜)宿泊所に到着しました。ここには3泊する予定で、明日からボランティアを開始します。無料で宿泊を提供してくれ、送迎もあるのでこちらを選びました。くつろげる良い家ですね。災害ボランティアは、体育館のようなところに寝泊まりすることもあるので、畳で眠れるのは贅沢です(笑)。
ボランティアは東日本大震災のときに始め、3年間で10回位は行きましたが、西日本で活動するのは初めてです。
ボランティアは周りには一種の「趣味」と公言していますが、決して遊び半分でやっているわけではなく、義務ではないことと利益を求めないこと以外は仕事と同じと思ってやっています。ただ、「使命感は持たないほうが良い」とも考えています。じっとしているよりは、ほんの少しでも助けになればという思いです。東北のときほど若くはないので、張り切りすぎないように明日から活動していきたいと思います。」(成田さん)

GNJPボランティアベースは、26名のボランティアさんに利用していただきました。皆さん、被災された方々のために様々な思いで、遠くは宮城県からも駆けつけてくれました。
ボランティアの皆さんには、宿泊所の設備に関するアドバイスや補修をしてくださったり、ご近所さんとコミュニケーションをとって町の特色や情報を教えてくださったり、つながりを作ってくれたりもしました。本当に良い方たちばかりに来ていただき、無事に運営ができたのもボランティアの皆さんのおかげです。
トイレのドアが故障したりシャワーも一箇所で、必ずしも恵まれた住環境ではなかったかもしれません。それでも「綺麗に掃除してあって快適でした」と喜んでくださったり、災害ボランティア初参加の方に「やってみてよかった」と言ってもらえたり、そんなことがとても嬉しい毎日でした。

GNJPボランティアベースの運営は10月末で終了となりましたが、倉敷災害ボランティアセンターでは引き続きボランティアを募集しています。(詳細はこちら)
また、グッドネーバーズ・ジャパンの真備地区にある中高生の自習室事業も引き続き行っています。これまでボランティアに来てくださった方たちと、そしてご寄付をくださった方々に改めて感謝するとともに、引き続き、被災地への関心と応援をお願いいたします。