心のケアプログラム
臨床心理士によるアセスメントプロジェクト
講習会を受けた先生方からの感想
・立場上、子ども達、そしてその後ろにいる保護者の気持ちに深く目を向けながら仕事をしなければならない。それが今回の震災で更に前以上に気遣うことが多くなった。自分たちも被災者でありながら「支えなければならない」、「負担を減らさなければならない」と言う気持ちの方が大きくなり、いつの間にか自分のことは気にしないようになっていたのかもしれない。いつかこの疲れが爆発して身体を壊したりしないように、時間を見つけて休養を取っていきたいと思う。
参加者(保護者)の方からの感想
・津波ごっこをしていても叱る必要はないんだと分かりました。
・今、親も子も恐怖の中で生活していますが、今日の話を参考にリラックスして休みながら生活していきたいです。
・子どもときちんと向き合っていこうと思いました。イライラせずにまずは深呼吸!!
・5分でも良いので自分の為にリラックスする為の時間をとると、子どもにも優しく接する事が出来る気がする。体と一緒に心もほぐすことが大事なんだなと思いました。
・震災後から怒りっぽくなったり、グズグズしたりすることが震災のせいなのか、性格なのか分からなくなってしまい、子育てに自信が持てなくなってしまいました。子どもと向き合おうとすればするほど厳しく叱ってしまいます。親がリラックスすることも心がけようと思いました。
・また、心理ケア講習の他に、直接子どもや人々にアプローチできる心のケア活動も必要とされており、以下の活動も心のケアプロジェクトとして実施しています。
遊び場支援プロジェクト
「子どもだもん。外で思いっきり遊ぶべし!」プロジェクト
震災で被害を受けた保育園や幼稚園は小学校の跡地などを間借りして運営されています。そのため園庭の無い状態で、外で遊ぶ場も限られていました。これを背景に、2012年7月より、東日本大震災子ども支援センター様と協力して、「子どもだもん。外で思いっきり遊ぶべし!」プロジェクトを始め、子ども達に思いきり外で遊んでもらうため、遊具が揃っていて自然も豊かな、こすもす公園(釜石市)・福祉の森(釜石市)などへバスでピクニックに出かけました。 このプロジェクトは岩手県釜石市と大槌町内の3カ所の保育施設の子ども達を対象に月に1回程度、継続的に実施されています。
砂場応援プロジェクト
【実施施設】: 安渡保育所(大槌町)(2012年5月)、 鵜住居児童館(2012年8月) 、 唐丹児童館(2012年10月) ※一部児童館には砂場だけでなく遊具も支援しました
スタッフブログ
パソコン教室プロジェクト
【パソコン教室を実施している地域】 ・大沢地区 浜川目仮設団地集会所、 ・織笠地区 町民グランド仮設団地談話室、 ・豊間根地区 石峠橋仮設団地集会所、・船越地区 浦の浜仮設団地集会所、 ・織笠地区 猿神仮設団地集会所、 ・山田地区 関谷担い手仮設団地、 ・山田地区 間木戸仮設住宅
アートセラピープロジェクト
アートセラピーは画材をたくさん使うため、実施するにあたり必要となる画材を、一般財団法人SAVE IWATE様やNPO ASSIST SANRIKU様、そして一般の方々より集めました。
※この事業は赤い羽根「災害ボランティアNPO活動募金」の助成を受けて実施されました。
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