ネパール地震緊急支援 【公共水道修理事業】
日本時間の4月25日午後3時11分ごろネパール中部でM7.8の地震が発生。死者数は周辺国を含み8,712人に達し、いまだ支援を必要としている人は280万人もいます(7/5時点 UNRCO)。
グッドネーバーズ・ジャパンは発災後直ちに緊急援助を決定し、被害状況の調査・緊急支援物資配布等、被災者支援を進めております。この緊急支援事業には、皆様のご協力が必要です。いただいたご寄付は、緊急支援物資の調達、配布、モニタリング、及び被災者のサポートのために使わせていただきます。
どうぞ緊急支援募金にご協力お願い致します。
※グッドネーバーズ・ジャパンは認定NPO法人です。ご寄付は寄付金控除の対象となります。
※本事業はジャパン・プラットフォームの助成によって実施されています。
【公共水道修理事業】学校やヘルスセンターにパイプとタンクを届けました
グッドネーバーズ・ジャパンは、グッドネーバーズ・ネパールの協力の下、特に被害の大きかったゴルカ郡にて公共水道の修理事業を行っています。
今回、住民の方が安全に水を利用できるよう、学校やヘルスセンター、村の自治区等にパイプとタンクを届け、その設置を行いました。
地震による道路の崩壊と雨季の影響で、車両での移動も困難です。パイプなどを届けたゴルカ郡Thumi村への中継地点であるArket町へ向かう道には大きな水溜りができ、タイヤをとられながら進みました。
川の付近では急に深くなり、グッドネーバーズ・ジャパンの車は辛うじて通れたものの、ミニバスは立ち往生しトラックに引き上げられるという場面もありました。
Arket町にて、25mmパイプを600メートルと1000リットルタンク1つを引き渡しました。
Thumi村の第8区までは車で運ぶことができない山道のため、現地の住民に協力してもらいながら目的地まで片道4時間かけて運びました。
目的地に到着後は、震災復興のため駐在しているネパール軍の協力の下、パイプを地中に埋め、水源に繋げました。
ある地域では、パイプは地中に埋められ、山の斜面を5分ほど下ったところにあるタンクにつなげられました。ここでは当面の生活用水を確保するために、一時的にパイプを通していますが、雨季後には古い取水施設の修理が必要です。
水源からパイプがつながったことにより、綺麗な水が届くようになりました。 パイプをタンクに取り付け水を溜めると、水道栓を通じて流れ出てきます。より使いやすいようにと、住民が用意した蛇口が取り付けられた箇所もあります。
パイプ・タンク配布前は、地面に溜まった湧き水が生活用水として使われていました。
現在は雨季のため水たまりなどの水を利用できていますが、公共水道の修理が行われないと雨季が終わった後は生活用水が不足し、不衛生な水が原因となった病気が広まる可能性もあります。住民の方々が安全な水を利用できるようグッドネーバーズ・ジャパンは引き続き事業を進めてまいります。温かいご支援をよろしくお願いします。
※この事業はJPF(ジャパン・プラットフォーム)の助成により実施されます。