グッドごはん活動報告 2022年4月配付
厚生労働省が2020年に公表した「2019年国民生活基礎調査」によると、2018年度の子どもの貧困率は14.0% (新基準)にものぼり、ひとり親世帯の子どもの貧困率は48.3%(新基準)で、約2人にひとりが相対的貧困の状態です。グッドネーバーズ・ジャパンはまずこのひとり親世帯へ焦点をあて、「ひとり親家庭等医療費助成制度医療証」を持つ家庭を対象に食品を提供しております。本事業を通し、生活に困難を抱える家庭が安定し自立した生活を送ることができる、その一助となるように支援してまいります。
2022年4月の配付報告
配付日・場所 | 22箇所26回(東京11箇所13回、大阪11箇所13回) |
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配付世帯数 | 1,098世帯(東京 544世帯、大阪 554世帯) |
配付世帯の 子どもの 合計人数 |
1,873人(東京 913人、大阪 960人) |
累計配付世帯数(のべ)(2017年9月から) | 24,612世帯 |
利用者からの声
4月は、安全に食品をお渡しできるよう感染対策を講じながら、対面で配付を行いました。個人の方や企業の方からいただいた食品寄付を多くのひとり親家庭の方にお渡しすることができました。利用者の方から、今月もたくさんのコメントが届いています。
・「皆さんもコロナで大変な中、助けていただいて、ありがとうございます。」
・「お菓子や趣向品は節約の為あまり買わないんですが入ってるとすごく嬉しくなります。」
・「今日は何が入ってるのー?っと、子供が楽しみに開けて、お菓子なんかはすぐに食べられてしまいます!笑」
・「子どももご支援頂ける事を大変有り難く嬉しく感じておりまして、ご支援頂きましたお品物を持ち帰りますと、美味しそう!こんなに沢山本当に有り難いねと感謝の言葉を申しております。」
・「普段、食費を押さえようと魚や野菜や肉といった素材しか買わないのですが、レトルト食品や缶詰めを頂いて、調理をさっと済ませれる日を作ることが出来て助かっています。」
・「食べ物をいただく事で、その優しさに心も幸せで満たされます。」
・「生きるのがしんどいなと思ってる時もよくありますが、支援者さんや事務局の方が親戚でもないのにお世話してくださり、訪れる度に頑張って子供たちを育てないとと思います。」
担当者より
春から、小麦などの原材料や原油価格が高騰し、さまざまな食品・日用品が値上がりしました。中でも、働くひとり親にありがたいレトルト食品や、こどもの大好きなお菓子、紙製品なども値上がりし、ひとり親家庭の家計はますます圧迫されています。
グットごはんでは、4月も対面で食品を配付しました。みなさん家計のやりくりに苦労している様子でしたが、「この春から子供がお弁当を持っていくようになり、お米をもらえて本当に助かる」、「以前グットごはんでもらった文房具を、新学期に子供に持たせました」と、笑顔でお話してくださいました。
たくさんのひとり親家庭がみなさまからのご支援に助けられています。スタッフ一同、改めて心より御礼申し上げます。グットごはんの活動をより多くのひとり親家庭へ広げられるよう引き続き努めますので、今後ともあたたかいご理解ご協力のほど、どうぞよろしくお願い致します。(高橋)