【モザンビーク 水衛生】手洗いの大切さを伝えるイベントを実施しました
グッドネーバーズ・ジャパンは、モザンビーク共和国ガザ州にて、地域住民が衛生的な環境のもとで暮らせるよう、安全な水や清潔なトイレを整備する「ガザ州3郡におけるコミュニティの水衛生設備整備および衛生啓発活動事業※」を実施しています。
※この事業は外務省「日本NGO連携無償資金協力事業」です。
イベントの様子
グッドネーバーズ・ジャパンは、上記事業の対象地域において、これまでトイレ建設や衛生用品の支援を行ってきたモザンビークの5つの学校にて、手洗いの大切さを伝えるイベントを開催しました。
【イベントの詳細】
日程:2023年10月16日~20日
参加者:生徒、先生、ヘルスセンターの職員、グッドネーバーズのスタッフ
参加生徒数:5校の全生徒 計788人
イベントでは、学校の衛生担当の先生が、グッドネーバーズ・ジャパンから提供された紙芝居教材を使って、石鹸や灰を使った手の洗い方を教えました。その後、グッドネーバーズのスタッフがバケツとせっけんを使って洗い方の手本を見せました。
この実演では、爪や指の間、手首など丁寧に洗うべき場所や、手を洗った後は、蛇口も水で洗ってから閉めることを説明しました。また、ヘルスセンターの職員は、多くの病気が不適切な手洗いから生じることを説明しました。
手洗い選手権で、正しい洗い方を実践
手洗いの大切さを学んだ後は、正しい洗い方を実践すべく「手洗い選手権」を開催しました。選手権では、多くの子どもたちが正しい手洗いを披露できました。はじめの実演が、生徒たちが視覚的に正しい手洗いを理解するのに役立ったことが分かりました。
今後に向けて
イベントの最後には、学校に蛇口付きバケツと石鹸を寄贈しました。さらに、正しい手洗いができる環境を維持するために、常時石鹸を備えるよう学校長にお願いしました。学校長からは、グッドネーバーズ・ジャパンへの感謝の言葉と、今後もこのようなイベントを続けてほしいという要望がありました。
手洗いイベントから1カ月たち、対象校の先生に生徒たちの行動の変化について聞き取りをしたところ、「生徒たちはトイレ使用後に必ず手洗いをするようになりましたし、私たちもそれが続くように、指導を続けていきます。」とコメントをいただきました。
ご支援のお願い
水や衛生サービスは健康に生きていくために欠かせないものですが、モザンビークは気候変動の影響に対し非常に脆弱で、例年、大雨の増加やサイクロンの多発により、モザンビーク各地で大規模な洪水の被害が報告されています。このような状況下で、安全な水へのアクセス向上に向けて、 早急かつ持続可能な対応が求められています。グッドネーバーズは、Yahoo!ネット募金を通してご支援をお願いしております。頂いたご寄付は、給水施設やトイレの建設、公衆衛生を改善させるための人材育成など、水衛生支援活動のために大切に使わせていただきます。
皆様からのご寄付で、より多くのモザンビークの人々が健康で安全な暮らしを送ることができます。モザンビークの人々の命と健康を守る、水・衛生事業にあたたかいご支援をお願いします。
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