グッドごはん利用者向けのイベントを開催しました!~ルフトハンザ カーゴの貨物機を観に行こう!~
家庭の経済状況の違いなどを背景に、子どもが触れる体験機会の量や質に差が出る「体験格差」という課題があることをご存知でしょうか。
当団体の調査で、学校以外の体験について保護者に聞いてみたところ、79%が「経済的に余裕がなく参加させてあげられない」、55%が「ひとり親になってから体験の機会が減った」と回答しました。
グッドネーバーズ・ジャパンは、子どもたちが置かれた環境によらず、様々な体験を通して好奇心や自信を育む機会を得ることが大切だと考えています。
そのような機会をつくる一環として、2023年8月4日、航空事業を手掛けるルフトハンザグループ様のチャリティ組織である「ヘルプ・アライアンス」様と連携し、「グッドごはん」を利用するひとり親家庭を対象に、空港見学会のイベントを開催しました。
※ヘルプ・アライアンス様は2020年より認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパンの活動をサポートしてくださっています。
- イベント名 ヘルプ・アライアンスプレゼンツ ルフトハンザ カーゴの貨物機を観に行こう!
- 場所 成田空港第二ターミナル
- 開催日 2023年8月4日
- 参加者 グッドごはんを利用する11世帯(保護者11名、子ども15名)
開会式の後、貨物エリアにて貨物機のコンテナにペインティング。動物やルフトハンザ本社のあるドイツなどをテーマに思い思いの絵を描きました。(テーマと関係のない絵を書いてもノープロブレムです!)
特に絵が好きな子は夢中になり、たっぷり時間を使って描いていました。途中でペインティングに満足した子どもたちは、スケジュールにはなかったフォークリストの試乗体験をさせてもらったり、興味のある分野の体験をしながら過ごしました。
ペイントの後は、中国から成田空港へ向かう貨物機の到着を発着場で待ち、到着後はドイツ人パイロットの方々と記念撮影後、特別な許可を得てコックピットを見学させてもらいました。数えきれないボタンがならぶコックピットや、競走馬を輸送するための部屋を覗かせてもらうなど、特別な体験を親子で楽しみました。
最後は機内食のサンドイッチをみんなで食べ、体験会は終了となりました。
イベント終了後の参加者アンケートでは、以下のような声が寄せられました。
保護者の声
・滑走路に降り立ち飛行機の帰還を間近で見られただけでも貴重な体験ですのに、まさかのコックピットにまで座らせていただけたので息子は大大大興奮で翌日すぐに絵日記に書いておりました。夏休みどこに行ったの?と聞かれるとまずルフトハンザ!と答えるくらい一番の思い出になりました。
・嬉しさがなかなか表面に出にくいタイプの息子でわかりづらいのですが、夏休み一番の思い出!とウキウキしながら絵日記に書いており非常に嬉しかったです。
・日本の企業とは違った雰囲気の働く方々を間近で見たこと、英語で会話していること、中学生の娘にとっていい刺激になりました。家族でルフトハンザの大ファンになりました!
子どもの声
・パイロットさんや色々な人が飛行機に関わっていて、そして皆さんのおかげで安全に飛ぶことが出来ているんだなと思いました。
・貨物機の中を見るのが初めてで、コックピットの中に精密な機械がたくさんあった。パイロットは毎回コックピットに行けるのがいいなと思った
・パイロットの人がかっこよかった。働いている人が皆楽しそうだった。優しかった
・好きな絵が描けて楽しかった。たくさんの人が歓迎してくれて嬉しかった。
「子どもたちに、夏休みに一番の思い出を作ってあげたい」と、何か月も前から企画・準備を重ね、制限区域への立入や空港との調整業務など、ヘルプ・アライアンスの皆様には大変なご尽力をいただきました。このような素敵なイベントを実施してくださったヘルプ・アライアンスの皆様へ、心より感謝申し上げます。
今回のイベントが、参加したお子さんたちの興味・学びの幅が広がる一つのきっかけになることを願っています。
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