グッドごはん活動報告 2023年7月配付
厚生労働省が公表した「2022年国民生活基礎調査」によると、2021年の子どもの貧困率は11.5%と前回調査(2019年)より改善傾向にあるものの、ひとり親世帯の貧困率は44.5%と半数近くが相対的貧困の状態です。グッドネーバーズ・ジャパンは困窮するひとり親世帯に焦点をあて、「ひとり親家庭等医療費助成制度医療証」を持つ家庭を対象に食品を提供しております。生活に欠かせない食を支援することで、ひとり親家庭の親子が困窮する今を乗り切り、子どもたちが自ら未来を切り開ける、その一助となるように支援してまいります。
2023年7月の活動報告
・新たに東京都中央区、東京都北区の配付拠点にて食品配付を開始しました。
・BeAHEROプロジェクトというクラウドファンディングによるご支援を受け、首都圏では肉魚、野菜、果物等の生鮮食品をお配りしました。
新規登録 世帯数 |
187世帯(首都圏102世帯、近畿圏85世帯) |
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配付日・場所 | 40箇所43回(首都圏25箇所27回、近畿圏15箇所16回) |
配付世帯数 | 2,413世帯(首都圏1,373世帯、近畿圏1,040世帯) |
配付世帯の 子どもの 合計人数 |
4,718人(首都圏2,663人、近畿圏2,055人) |
累計配付世帯数(のべ)(2017年9月から) | 50,557世帯 |
利用者からの声
7月も、個人の方や企業の方からいただいた食品寄付を多くのひとり親家庭にお渡しすることができました。食品を受け取った利用者の皆さんから、今月もたくさんのコメントが届いています。
・「毎月のように値上がりが続いていて食料品が買えなくなってきているので支援して頂いて本当に助かっています。特に今は夏休中で食費に頭を悩ませているのでグッドごはんの支援がないと食べる物に困ります。いつもありがとうございます。」
・「物価や光熱費等が高騰してる中、経済的に苦しくなってきていたので、こういった活動があった事を知り本当に助かりました。ありがとうございます!まだまだ経済的に余裕になったわけではないですが子ども達に少しだけ “これ食べたい!” って言うものを買ってあげたりする事が出来ました!また、利用させて頂きたいと思いますのでよろしくお願いします。こういった活動をしてくださり本当にありがとうございます(^^)」
・「受け取りの時、涙が出そうになりました。ありがとうございました。子供がお菓子を見て喜んだ顔がわすれられません。」
・「7月配布でパイナップルをいただき、娘が大変喜んでました!また、お魚も高く買えていなかったので、冷凍の魚をいただけたのも大変嬉しかったです。皆さんも色々高騰している中で、支援していただいていてありがとうございます。ひとり親は、肩身が狭い雰囲気がありますが、頑張れと言っていただいてるのが励みになります。」
・「夏休みの食事などすごく不安でしたが、なんとか乗り切れそうです。みなさまの支援のおかげです。本当にありがとうございます。」
・「いつもご支援ありがとうございます。前回も利用させて頂きました。その際頂いた魚、骨もなく、照り焼きにしたところ、子供達はとても美味しいと喜んでくれました。魚を食べさせたのは数ヵ月ぶりでした。スタッフの方も親切でホッとします。これからもどうぞ宜しくお願い致します。」
担当者より
先月に続き、7月も2千を超える世帯への配付を実施致しました。これもひとえに皆様の心温まるご支援のおかげです。本当にありがとうございます。暑い日が多く、受け取りにいらっしゃる利用者の方々も大変だったと思われますが、食品の価格も上昇しており、支援の重要性はより高まっていると実感しています。
今後も我々職員一同、ボランティアの皆さんと共に、利用者の方々の「ありがとうございました」「助かります」の言葉に寄り添いながら、暑さに負けずこれまで以上に多くのひとり親家庭、お子さんを支援できるよう努めてまいります。引き続きグッドごはんへのご支援・ご協力のほどよろしくお願いいたします。(山本)