世界中の子ども達に笑顔を。途上国の子どもの教育支援・緊急支援を行う国際NGOグッドネーバーズ・ジャパン

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2022.12.15 活動報告

【モザンビーク 水衛生】国際デーに合わせてイベントを開催

グッドネーバーズ・ジャパンは、モザンビーク共和国ガザ州マサンジェナ郡にて、地域住民が衛生的な環境のもとで安全な水が供給され、トイレが使えるよう、水衛生環境を整備する「ガザ州マサンジェナ郡におけるコミュニティの水衛生設備整備および衛生啓発活動事業」を実施しています。 

1年次の今年は、給水施設と学校トイレの建設、世帯トイレの普及および野外排泄ゼロを達成するための衛生啓発活動(CLTS=Community–Led Total Sanitation)、そして地域住民の給水施設と学校トイレの維持管理能力の強化を行っています。  

※この事業は外務省「日本NGO連携無償資金協力事業」です。

国連によって定められている「国際デー」をご存じですか?国連は、特定の日にひとつのテーマを設定して国際デーとして定めることで、国際社会の関心を喚起し、取り組みを促しています。

例えば10/14は「世界手洗いの日」、11/19は「世界トイレの日」と定められており、それぞれ適切な手洗いの大切さやトイレに関わる世界の問題について考える機会となっています。

グッドネーバーズ・ジャパンでは、この2日間の国際デーに合わせ、モザンビークの事業対象となっている学校10校にて衛生啓発イベントを開催しました。

世界手洗いの日 誰が上手に手洗いできたか選手権

【イベント概要】

実施期間:2022年10月13日~14日
参加者:事業対象校10校の生徒 計3,380名 および学校の先生たち
活動内容:先生が生徒たちに手洗いの重要性と正しい手洗い方法を伝授。その後「誰が上手に手洗いできたか選手権」を開催し、正しい手洗いを実践。

「手洗い選手権」に参加した生徒は、全生徒の前で自分の手洗いを披露するとあって、初めは緊張した様子でしたが、手洗いが終わると他の生徒たちから拍手で褒められ、笑顔を見せていました。
イベント後、「家に帰ったら、弟たちにも正しい手洗い方法を教える」と話す生徒もいました。

「世界手洗いの日」イベントの様子

世界トイレの日 トイレを適切に使うには?

【イベント概要】

実施期間:2022年11月7日~11日
参加者:事業対象校10校の清掃委員会メンバー 計209名 および学校の先生たち
活動内容:先生が生徒たちに、トイレを使うことや使用後に手洗いをすることの重要性を伝授。その後、一緒にトイレ周りの掃除と灰を使ったトイレの殺菌を実践。

イベントに参加した生徒たちからは、以下のような声がありました。

「日々のトイレ清掃を、学校だけでなく家でも実施したい。」

「世界トイレの日があることを今まで知らなかった。毎年11月19日は、今日学んだことを実践できているか思い出す日にしたい。」

「世界トイレの日」イベントの様子

対象校の新しいトイレ建設

対象校では手洗い場付きのトイレを建設中で、年内に建設が完了し使い始める予定です。

両イベントの最後には、生徒たちに学校トイレを建設中であることを説明し、完成後にはこのトイレを綺麗に使い、維持管理していくよう呼びかけました。

事業前の学校のトイレ(Before)
事業校に建設した新しいトイレ(After)

トイレ建設および今回の啓発活動は、対象校の生徒たちの健康を守り、より学業に集中できる環境を整えることにつながっています。グッドネーバーズ・ジャパンは引き続き、命と健康を守る水・衛生事業を進めてまいります。

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