グッドごはん活動報告 2022年11月配付
厚生労働省が2020年に公表した「2019年国民生活基礎調査」によると、2018年度の子どもの貧困率は14.0% (新基準)にものぼり、ひとり親世帯の子どもの貧困率は48.3%(新基準)で、約2人にひとりが相対的貧困の状態です。グッドネーバーズ・ジャパンはまずこのひとり親世帯へ焦点をあて、「ひとり親家庭等医療費助成制度医療証」を持つ家庭を対象に食品を提供しております。本事業を通し、生活に困難を抱える家庭が安定し自立した生活を送ることができる、その一助となるように支援してまいります。
2022年11月の配付報告
配付日・場所 | 27箇所30回(東京15箇所17回、大阪12箇所13回) |
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配付世帯数 | 1,625世帯(東京851世帯、大阪774世帯) |
配付世帯の 子どもの 合計人数 |
2,820人(東京1,426人、大阪1,394人) |
累計配付世帯数(のべ)(2017年9月から) | 33,666世帯 |
利用者からの声
11月も、安全に食品をお渡しできるよう感染対策を講じながら、対面で配付を行いました。個人の方や企業の方からいただいた食品寄付を多くのひとり親家庭の方にお渡しすることができました。利用者の方から、今月もたくさんのコメントが届いています。
・「11月に初めて利用させていただき、こんなに頂いて良いのかと…嬉しい困惑でした。息子にもお母さん達を応援してくれてる人たちが居るんだよ。と説明すると、息子が ”感謝をしていただきまーす” と手を合わせていました。本当に助かります!ありがとうございます!!」
・「いつもご支援を頂いて感謝しております。支援物資を頂いた日は、子供たちが楽しみに集まってきて自分の食べたいものを確保したりと賑やかになるのが嬉しいです。」
・「心の余裕をいただいていて、本当にありがたいです。頂いた食品は、子どもたちに好きなだけ食べていいよ、と食べさせてあげられるのがありがたいです。」
・「2回お世話になりました。お米はいくらあってもすぐに食べてしまいます。前回頂いたお野菜も当日いただきました。お菓子はいくつになっても喜びますし、支援者の皆さまには本当に感謝です。事務局の皆様にもいつも親切に対応頂き有り難く思います。」
・「いつもありがとうございます。子どもたちがよく食べるのでお米を頂き本当に嬉しいです。毎日7合炊くのでお米がすぐなくなります。」
・「物価上昇で家計の負担が重くなる中、本当に助かっています。お昼を抜かしていた私も、いただいたモノの中から少し自分用にお昼にいただいています。支援して下さっている方々、そしてスタッフの方々に感謝の気持ちでいっぱいです。子どもたちにもご支援をいただいていることをきちんと話して、いつか困っている人に手を差し伸べられる人になろうねと伝えています。」
・「本当に毎月ありがとうございます。子供と皆んなで今回は何かなとプレゼントを貰うみたいな気持ちで楽しみにしています。」
・「先日はありがとうございました。初めてグッドごはんに参加させていただきました。帰り道こんなに優しい方がいるのかと涙がでました・・・(冗談でなく、本当に、ありがたいなと心から思いました)。まわりにシングルマザーはいないので、知り合いに自分はシングルマザーだと言ったことは無いのですが、こうして手を差し伸べてくれる方がいるのだなと思うと、頑張ろうと思えます。こういった取り組みをしてくださっている方に感謝しかありません。」
担当者より
皆さまからの心温まるご支援により、11月もたくさんの利用者に食品を対面でお届けすることができました。未だ予断を許さないコロナウイルスの影響に加えて、過去に例を見ないほどの物価高騰が重なり、利用者の暮らしは厳しさを増しておりますが、皆さまからの温かいお気持ちが、今まで以上に利用者の心の支えになっています。
「毎月、持ち帰った袋を開けるたびに、ひとりじゃないんだ!って勇気づけられます」
「いつか私も支援をする側になって、恩返しがしたいです」
そんな利用者の方々からのメッセージに触れるたびに、微力ながら皆さまのお気持ちをお届けできていることを実感し、嬉しい気持ちになります。
これからも、お腹はもちろん「心も満たせる」活動を心掛けて参りますので、引き続きグッドごはんを応援いただきますようお願いいたします。(石川)