【グッドトラベル】アフリカの心臓・チャド
暑い毎日が続きますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
新型コロナウイルスの感染拡大による影響で、まだまだ海外旅行や海外でのボランティア活動の再開は難しい状況が続いています。
そこで今回、皆さまに海外の様子を知っていただける企画をご用意しました!その名も「グッドトラベル」です。
今回の「グッドトラベル」では、現地に駐在していたグッドネーバーズのスタッフが、みなさまをアフリカ・チャドへご案内します!
それでは、グッドトラベルに出発しましょう!
※本記事はグッドネーバーズ・韓国のスタッフのチャド渡航時の情報を元に作成しました。
アフリカの心臓・チャド
チャド共和国はアフリカの中心に位置する国で、首都はンジャメナです。公用語はフランス語とアラビア語です。長い間植民地化されていたため、今では複数の言語と宗教を持つ国となりました。通貨はCFAフラン(1CFAフラン=約0.2円)です。国旗は青・黄・赤が横に3色並んだデザインで、よくルーマニアの国旗と似ていると言われます。
国名の”Chad”は、現地語で「広大な水のある地域」という意味で、西の国境近くにあるチャド湖からきているそうです。
外務省の海外安全ホームページによると、チャドは今危険度がレベル3〜4に設定されており、日本から渡航するのは難しい状況です。そのせいもあり、チャドは日本に住む人にとって馴染みが薄いのではないでしょうか。
30℃の冬!? 〜チャドの天気〜
真夏には気温が50℃台まで上がるチャドにも、冬があることを知っていますか?
チャドの1年で最も寒い月は1月ですが、最高気温は30°C を超えます。にもかかわらず、チャドの人々はこの時期、ダウンジャケットを着ます。韓国出身のスタッフにとっては30℃もかなり暑い気温のため、初めは驚いたといいます。
チャドでは天気を雨・晴れ・暑い・暑くないの4種類で区別するそうですが、韓国出身のスタッフにはどの区分も「暑い」と感じられたそうです。
牛肉よりも美味しいラクダ肉 〜チャドの動物たち〜
私たちが普段動物園やサファリパークで見ることができるラクダ・孔雀・牛・カバなどの動物たちを、チャドでは路上で見ることができます。
車が来ると自然に避けたり、人間の生活する街に入り込んでいることもあるそうです。
カバや牛は危険なため近寄ることはできませんが、スタッフが事業のため砂漠に寝泊まりしていた時には、朝孔雀が頭をつついたおかげで目を覚ましたこともあるとか!
また、チャドではラクダ肉を食べますが、とても柔らかく、口の中で溶けるそうです。玉ねぎ、パン、ライムソースと一緒に食べると絶品だということです。
現地スタッフからのニュース
現地スタッフのディゲラ、エマヌエルとオンラインで繋がり、チャドの魅力やチャドの今について話してもらいました。
チャドでは、すでに人々は新型コロナ以前とほぼ変わらない生活を送っています。
チャドの魅力は、人々の深い思いやりの心だとエマヌエルはいいます。たとえ小さなものでも、何かを手に入れたらそれを周りの人と分けるのが当たり前だそうです。
グッドネーバーズでは、2010年に俳優でありグッドネーバーズの広報大使であったパク・ヨンハ氏らの協力を得てホープスクールプロジェクトを立ち上げ、チャドに学校を建設しました。
その一環として学校にきれいな水が出る設備をつくったときにも、周りの住民が学校まで水を汲みにきて、みんなで分けていたそうです。
チャドでグッドネーバーズの支援を受けているハッサナくんの成長記録
名前 | Hassana ハッサナ |
年齢 | 19歳 |
身長(何センチのびたか) | 190(27) |
体重 | 60(18) |
学年 | 中等学校5年生(日本の高校1年生) ※チャドの教育制度 初等教育(5年制)、中等教育(7年制) ※グッドネーバーズの支援は子どもが18歳になるまで続けられますが、18歳を過ぎても中等教育に在籍している場合等、支援の継続が必要な場合もあります。 |
好きな科目 | 美術 |
ハッサナくんは、チャドのファシャアテレに住んでいます。大きな病気やケガもせず、元気に過ごしています。今、ヨナスクール中等学校の5年生(日本の高校1年生)です。父親、母親、兄弟1人と一緒に暮らしています。将来の夢は、医者になることです。
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今回はチャドへご案内致しました!グッドトラベルはお楽しみいただけましたでしょうか?
グッドネーバーズ・ジャパンは、今後もチャドの子どもたちがより良い環境で教育を受けられるよう、支援を続けていきます。