【ハイチ地震】モニタリング報告および活動終了のお知らせ
ハイチ地震緊急支援募金は2022年4月30日をもってご寄付の受付を終了いたしました。多くのご支援をいただきましたこと、心より感謝申し上げます。
2021年8月14日、ハイチの南西部で発生したマグニチュード7.2の地震によって、多くの家屋が損壊し、家を失った人々は厳しい避難生活を強いられていました。
グッドネーバーズ・ジャパンは2021年10月より、グッドネーバーズ・ハイチとの連携のもと、ハイチ共和国南県マニッシュ地域・グランダンス県ペステル地域に、家屋を修繕するための資材を配布する事業を実施し、3月中旬に879世帯への配布を完了しました。
※当事業はジャパン・プラットフォームのハイチ地震被災者支援2021助成事業です。
支援を受けた人たちの声
モニタリング調査
家屋修繕資材の配布完了後、両地域において、支援を受けた人々のおよそ10%に当たる計90世帯に対してモニタリング調査を実施しました。以下がその結果の一部になります。
※1「満足できない」と回答した理由:戸建てを再建するのに十分な量の資材ではないため
また、回答者の100%が、配布時期やプロセス、スタッフの対応については適切だったと回答しました。
支援を受けた被災者の声
本事業で家屋修繕資材を受け取った被災者のMoakenson Bernardさんに、被災時の状況や支援活動についてお話を伺いました。
私の住んでいた家は、2021年大地震により半壊しました。部分的な倒壊とはいえ、住み続けることが難しい被害だったため、地震後はシェルターに避難していました。私の家族はとても貧しく、地震ですべてのものを失いました。早く住んでいた元の家に戻りたいと思ってきましたが、支援がなければ家を直すこともできず、家に戻ることができずにいました。
今回配られた資材は質が良く、素晴らしい贈りものです。とても感謝しています。今回支援していただいた資材で、倒壊した家のすべてを完璧に修繕できるわけではなく、まだ十分ではありません。しかし、配布された資材を使って、家族と家で眠れるよう、家を直すつもりです。
ご支援くださったすべての方々に心からの感謝を伝えたいと思います。
グランダンス県ぺステル地域の市長からのメッセージ
インタビューの中で、グランダンス県ぺステル地域の市長であるMarie Helene Lesperanceさんから今回の支援活動に対するコメントを頂きました。
私が市長を務めるペステル地域では、ほぼ全世帯が地震の被害に遭いました。今回この支援事業を通して配布された修繕資材は、被災した住民が今まさに必要としているものであり、ニーズに直接対応する支援だったと思っています。地震発生以降、人々が直面している困難な状況の中、コミュニティに対するこのような支援を実現してくださったことに心から感謝申し上げます。
グッドネーバーズの方々はとても積極的で、力強い行動力で本支援をリードしてくださり、私たち市役所職員も励みを受けながらこの活動が実現できるよう最大限努めました。
今後も支援が検討される場合には、グッドネーバーズとの連携・協力を心から歓迎します。支援実現のために私たちも努力したいと思っています。
これを持ちまして、グッドネーバーズ・ジャパンのハイチでのハイチ地震緊急支援は終了となります。これまでご支援、ご関心をお寄せいただきました皆様、ありがとうございました。