【ネパール/バルディア郡】水衛生整備の作業を着々と進めています
グッドネーバーズ・ジャパンでは、現在、ネパール西部のバルディア郡にある15校の小中学校で、水衛生環境改善の事業を行っています。
※この事業は外務省「日本NGO連携無償資金協力事業」です。
この事業では、学校の先生に向けた衛生教育の指導法講習会や、各学校における水衛生環境の管理を担う水衛生委員会の研修などを通じて、子どもたちの学校生活における衛生環境の大切さを皆で確認し、地域行政への提言をまとめるなどの活動をおこなってきました。
しかし、隣国インドでの新型コロナウイルス感染症の蔓延を受けて、ネパールでも再び4月下旬よりロックダウンが実施され、学校・地域での活動を中断せざるを得なくなりました。現在は、大人数での集まりが政府によって禁止されているため、水衛生委員会の活動および学校での活動は中止しています。
その状況下でも、水衛生設備の建設作業は、地域の人々を中心として、少人数で行われています。施工中は、学校の先生が自身の安全を確保しつつモニタリングを行ない、施工作業が正しく行われているか、資材がきちんと届いているか、届いた資材の品質は正しいかを確認しながら、作業が進められています。作業員も最大4名までとし、人と人との間隔を開け、作業スタッフはマスクを着用して着々と作業にあたっています。
グッドネーバーズ・ジャパンでは、事業にかかわる全スタッフの安全を最優先し、状況を注視しながら事業を進めてまいります。
ネパールの子どもたちが、清潔で衛生的な環境のもとで勉強する機会を提供できるよう、支援してまいります。