【バングラデシュ サイクロン】屋根修理用トタン板の配付支援が完了しました
昨年5月20日に大型サイクロン・アンファンがバングラデシュ南西部に襲来し、特に沿岸部に甚大な被害をもたらしました。
グッドネーバーズ・ジャパンは、被害が最も深刻な地域の一つであるパトゥアカリ県カラパラ郡に所在する5つのユニオン(ミザガンジ、バリアトリ、ダルブガンジ、チャカモヤ、ラルア)において、最もニーズが大きい食糧配付支援に加え、被災者が安全に生活できるよう家屋修繕支援を実施しました。
※ユニオン:バングラデシュにおける行政の最小単位。複数の村から成る。
2月3日から2月10日にかけて本事業対象地(上記5ユニオン)において家屋修繕支援を実施し、1,100世帯にトタン板14枚を配付しました。
※当事業はジャパン・プラットフォームの助成により実施しました。
本事業で家屋修繕支援を受けた被災者のAklim Begumさんに、被災当時の様子や支援活動についてお話を伺いました。
Aklim Begumさんの声
私は4人家族で、夫と息子、娘がいます。夫は障害を持っているため、私が家政婦として働いて生計を立てています。
サイクロンが上陸したとき、私は家族を引き連れて避難所に行きました。嵐が収まって家に戻ると、木々は倒され、家畜は死んでしまい、家の一部が強風によって飛ばされていました。その後、自宅修繕のために必要な資金を用意できなかったので、壊れた自宅の建材や、近所の人たちからもらった竹などを使って一時的に修繕した自宅で生活していました。
しかし今は、グッドネーバーズから配付されたトタン板を使って、より頑丈に自宅を修繕することができ、安心して暮らせるようになりました。とても嬉しいです。
これを持ちまして、グッドネーバーズ・ジャパンのバングラデシュでのサイクロン・アンファン緊急復興支援は終了となります。これまでご支援、ご関心をお寄せいただきました皆様、ありがとうございました。