【モザンビーク サイクロン】食糧配付と栄養教育セミナーを実施しました
2019年に上陸したサイクロン「イダイ」の被害からまだ回復していないモザンビークの農村部では、人々の避難生活や食料不安の広がりなどが長期にわたり続いています。
グッドネーバーズ・ジャパンは、現地に駐在している金光スタッフを中心に、被害を受けた地域での食糧配付や栄養教育セミナーなどの栄養支援のほか、被災した学校でのトイレや教室建設などの復興支援事業を実施しています。
※当事業はジャパン・プラットフォームのアフリカ南部サイクロン被災者支援2019助成事業です。
2021年2月26日と27日、および3月1日に、対象の小学校(Mazongoro小学校)で2020年度在学児童への食糧配付を行いました。食糧の内容は、生徒一人につきコメ5kg、豆類1kg、食用油1L、塩1kgです。
食糧配付と同時に、児童の保護者を対象に栄養教育セミナーも実施し、バランスの良い食事作りに関する知識啓発を行いました。
この他にも、2021年3月2日から5日にかけて、7 de Setembro小学校で同様の活動を行いました。また、2021年3月17日には、Mazongoro小学校および7 de Setembro小学校での、新入生を対象とする初回の食糧配付が完了しました。
私たちが活動するニャマタンダ郡では、2019年の大型サイクロン「イダイ」による被害の爪痕がまだ残っています。現在でも、子どもたちの安全で清潔な教育環境は十分には整っておらず、また、子どもたちやその家族は食事の面でも十分な栄養を摂れているとは言えません。
新型コロナウイルスの拡大や新たなサイクロン「エロイーズ」の上陸により、貧しい人々はさらに追い打ちをかけられ、生活は困窮しています。
グッドネーバーズ・ジャパンは、サイクロン「イダイ」の復興支援として、食糧配布やセミナー開催により、サイクロンで被災した子どもたちとその家族が必要な栄養を摂ることができるよう、支援するほか、ソファラ州ニャマタンダ郡の公立小学校における教室・トイレ建設事業も行っています。