【モザンビーク サイクロン】被災地にて安全で衛生的な学習環境の整備・食糧配付を実施します
グッドネーバーズ・ジャパンは、2019年から2020年初旬に実施したモザンビークにおけるサイクロン・イダイ被災者支援事業の第3フェーズとして、「モザンビーク共和国ソファラ州ニャマタンダ郡の公立小学校における教室・トイレ建設および食糧配付事業」を実施いたします。
当事業のため、現地事業統括担当の金光スタッフが11月17日に出国しました。
2019年3月14日、アフリカ南東部に上陸したサイクロンIdai(イダイ/アイダイ)により、モザンビークをはじめとする周辺国が、広い範囲で大雨や強風の被害を受けました。
本サイクロンの被災地では、サイクロン被害に加え新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、発災後から1年半が経つ現在も、子どもが安全で健康に学べる学習環境や勉学に励むために必要な栄養の提供が不足している状況がみられます。
モザンビークは現在、新型コロナウイルスの感染拡大防止のための移動制限は緩和されており、教育機関も一部で再開している状況です。しかし、長期にわたる移動制限は、経済活動の低迷をもたらし、このことは収入の減少や失職など特に貧困層の生活に大きな打撃を与えています。
主な事業内容
私たちは、本サイクロンの被害が最も大きかったニャマタンダ地区の学校において、約5ヶ月間復興支援事業を実施いたします。学校再開に伴い、被災地の子どもたちが、新型コロナウイルス感染症から身を守りながら、安心して学ぶことができる環境を整備するため、教室・トイレの再建、学校備品の提供、衛生啓発講習とトイレの維持管理研修を行います。
また、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、サイクロンで被災した貧困層の子どもたちとその家族はさらに困窮を極めています。私たちはこの事業を通し、彼らが生活に必要な栄養を摂ることができるよう、食糧配付と栄養教育セミナーを行います。
※当事業はジャパン・プラットフォームの助成により実施されます。
現地事業統括担当の金光スタッフより
被災者の方々や事業に携わる方々の新型コロナ感染症対策に十分に配慮しながら、上記の支援活動を通し、被災した子どもたちの学習環境の改善と感染症蔓延予防、また栄養状態の改善に貢献できるよう精一杯活動に励んで参ります!
当事業は、現地メディアでも報道されました。