【グッドごはん】新たに大阪での活動を開始しました
2017年から始まったフードバンク事業「グッドごはん」は、これまで東京近郊のひとり親家庭のべ約4,500世帯に食品を届けてきましたが、この度大阪でも同事業を開始することとなりました。
新型コロナウイルス感染症は依然として猛威を振るっていますが、緊急事態宣言に伴う経済活動の停止や自粛要請は、非正規雇用者の多いひとり親家庭に深刻な経済的ダメージをもたらしました。5月に実施した「グッドごはん」利用者へのアンケートでは75%が「減収」「減収見込み」と回答するなど厳しい現実が伺えました。
また、厚生労働省が2020年7月17日に公表した2019年国民生活基礎調査によると、平均的な所得の半分に満たない家庭で暮らす「子どもの貧困率」は、2018年時点で13.5%でした。特にひとり親家庭における貧困率は、2人にひとりにあたる48.1%とより深刻で、前回調査(2015年)の50.8%と比べ大きな改善はみられません。コロナ禍による「貧困率」への影響が同調査に現れるのは3年後ですが、今現在の子どもたちの生活を支えるために対策が急がれます。
このような事態の中、より多くのひとり親の方々と子どもたちを支えるために、グッドネーバーズ・ジャパンは、大阪でも食品配付を行うことにしました。
大阪でのグッドごはんの申し込みは2020年7月下旬から開始しており、8月配送分は150名以上のひとり親の方々から申し込みがありました。
子どもたちの健康のために、皆さまからの食品のご寄付とご支援を心よりお待ちしております。