Good Neighbors Japan
 
 
グッドごはん配付の様子
 
食支援がもたらすポジティブな変化
 
 
「こころが強くなれた」 グッドごはんの心身への影響
グッドネーバーズ・ジャパン(GNJP)は、日本国内の子どもの貧困対策として「グッドごはん」を運営し、ひとり親家庭への食品支援を行っています。

先日、グッドごはんを継続的に利用している家庭を対象にアンケート* を実施したところ、約98%の家庭がグッドごはん利用開始後にポジティブな変化を実感していることが明らかになりました。

具体的な変化としては、家計の改善、家族間のコミュニケーションの増加、食事の量が増えたことなどが挙げられます。また、親御さん自身の心身の変化についての質問では、8割以上が心身の健康状態が改善したと感じ、63.2%が将来への見通しや希望が広がったと回答しました。支援を受けることで「一人じゃない」と感じ、「前向きな気持ちになれる」「頑張れる」という声も多く寄せられました。

次に、子どもたちへの影響に関する回答結果をご紹介します。「グッドごはんの食品支援は、お子さんの身体の成長や体調面にどの程度影響を与えてきたと思いますか」という質問に対し、31.5%の親御さんが「とても良い影響を与えてきた」、61.4%が「やや良い影響を与えてきた」と回答しました。自由記述では、「お菓子をもらえるようになったので、勉強に取り組む時間が長くなった」「ご飯をたくさん食べるようになった」「食品に関しての関心が増えた」という声が聞かれました。
このように、グッドごはん利用家庭へ前向きな変化を届けることができるのは、私たちの活動を応援してくださる皆さまのおかげです。GNJPは、より多くのご家庭を支えられるよう今後も活動を続けてまいります。
* 「グッドごはん利用前後の変化に関するアンケート」 (2023年11月6日~12月6日実施)

グッドごはんでは、食品のご寄付も受け付けております。子どもたちを笑顔にする食品をぜひお送りください。

※”食品を寄付する”をクリックするとAmazonほしい物リストが表示されます。当リストから注文頂いた食品はグッドごはん食品倉庫に届き、ひとり親家庭に配付されます。

ひとり親家庭の子どもたちに届けるための
食品ご寄付を受け付けています。
 
 
 
食支援で多くの波及効果が!
 
 
グッドごはん利用前後の変化に関するアンケート
 
 
【ネパール】栄養と衛生の支援プロジェクトを開始
 
手洗いの大切さを学ぶ子どもたち
ネパールはその美しい自然と多様な文化で知られる国ですが、その一方で、貧困や生活環境の未整備が子どもたちの健康を脅かしています。子どもたちの健康を守るため、GNJPはネパールで新たな事業を始めます。

子どもの栄養不良はネパールが抱える大きな課題の一つです。特に山岳地帯などの地方では、低身長や低体重の子どもが多く、健全な成長が脅かされています。十分な栄養を摂取することは、健康だけでなく教育や社会活動にも重要であり、栄養不足は、成長期の子どもの脳の発達や学習能力にも悪影響を及ぼしてしまいます。


また、ネパールでは、水衛生環境の未整備が人々の健康に深刻な被害を与えています。特に安全な水やトイレが十分に整えられていない環境では、野外排泄や安全性の低い水道水をそのまま口にしてしまうことも多く、子どもたちが慢性的な下痢症に苦しみ、時には命をも奪われるリスクもあります。

こうした現状を受け、GNJPは2024年5月より、ネパール国内でも特に基本的な生活水準が低い地域の一つであるスドゥルパッチム州ドティ郡にて、小中学校を対象にした子どもたちの栄養と衛生環境を改善する事業を開始します。具体的には、学校給食の調理施設の建設や学校菜園の整備を通じた栄養改善、栄養啓発イベント、衛生設備の建設、そして衛生啓発活動などを行う予定です。

GNJPはこれらの支援により、子どもたちが健康で尊厳ある生活を送り、成長していける環境が整備されることを目指しています。

皆さまの温かいご支援で、ネパールの子どもたちを支えてください。詳細はこちら
 
 
GNJPからのお知らせ
 
 
難民キャンプを新設するスタッフの様子
【世界難民の日】スーダン難民支援
6月20日は「世界難民の日」。難民の保護と支援に対する世界的な関心を高め、活動への理解と支援を深める日として制定されました。

アフリカのスーダンでぼっ発した紛争により、128万人以上の方々が国外への移動を余儀なくされ、その多くがチャドに避難しています。

チャドでは、すでに40万人以上の難民を受け入れている中、新たに流入する難民が増え続け、既存のキャンプの拡大または新設が急がれています。また、難民キャンプ内のインフラが整っていないため、衛生環境や医療サービスの不足が深刻な課題となっています。

これを受けGNJPは、チャド東部にある、新設されたアラシャ難民キャンプで支援活動を展開しています。給水施設の建設やトイレの整備、衛生啓発活動、そして難民キャンプの新設活動を通じて、難民の安全な生活環境を整える取り組みを行っています。
わじまグッド輪の様子
【能登半島】学習支援と心理社会的支援
2024年1月、石川県能登地方で発生した地震により、子どもたちの心や学習環境も大きな影響を受けました。

この状況を受け、GNJPは輪島市の小学生を対象に、学習支援と心理社会的支援を開始しました。

2024年3月から始まったプログラム、わじまグッド輪(サークル)は、基本的に、「わじまっこタイム」「サークルタイム」「あそびタイム」の3部構成です。

わじまっこタイムでは、主に宿題に取り組んでいます。サークルタイムでは、スタッフがファシリテーターになり、写真や描画、粘土、ジオラマなどを用いて、震災に向き合い、心を強くするための表現活動に取り組みます。あそびタイムでは、子どもたちが主体になって、自由に遊んでいます。

GNJPは今後も、子どもたちの心に寄り添いながら、少しでも日常を取り戻すサポートができるよう活動を続けてまいります。
 
給水施設の修繕工事の様子
【ウクライナ危機】給水施設修繕事業
GNJPは、2023年3月より実施している「ウクライナ、ミコライウ州農村部被災地域における給水施設の修繕事業」における復旧工事が進行中です。

2022年のロシア軍侵攻により被害を受けたシローク村、チェルヴォナ・ドリナ村、リマニー村、ウクラインカ村の4つの農村を対象に、地域住民が安全な水を確保できるよう取り組んでいます。

この復旧工事では、掘抜き井戸の修繕、新規掘削、閉塞作業、公共給水施設の設置が行われています。また、侵攻により壊れた貯水タンクや配電盤の再設置、配管の修繕作業も進められており、事業は今年7月に完了予定です。

GNJPは、ウクライナの人々の安全な水へのアクセスを始め、住民の生活基盤の復旧のため活動に励んでまいります。
 
【モザンビーク・ガザ州】野外排泄ゼロを達成!
モザンビーク・ガザ州のシブト郡におけるGNJPの事業対象地では、公共トイレの数が限られ、多くの家庭がトイレを持っておらず、コミュニティにおける野外排泄等が課題となっていました。

そこでGNJPは、住民への啓発活動や家庭用トイレの建設、小学校のトイレの整備を通じて状況の改善に取り組んできました。その結果、地域住民の健康と衛生環境が大幅に向上しました。

さらに、2024年3月12日、 27日、28日の3日間に渡る政府の評価視察により、GNJPが支援する6つのコミュニティにて野外排泄ゼロが認められました。この成果を受け、各コミュニティでは「野外排泄ゼロ達成」を示す看板が設置されました。

2024年度はマバラネ郡での活動展開を計画しています。
 
紛争を乗り越えて:エチオピアの女性たちの自立を支えるプロジェクト
GNJPは、エチオピア・アムハラ州デブラブラハンの避難所で1万8千人のエチオピア人が暮らす中、女性たちが人生に希望を持てるよう自立支援を行いました。

女性たちは手工芸品を作るなどして家族を支えていますが、市場価格の低さから収入がわずかで、多くが自信や希望を失っていました。

そこで、GNJPは女性を含む計104名の若者に経営研修やビジネス資金の提供、就業先とつなぐマッチング支援等を行いました。この支援により、喫茶店や売店などのビジネスが立ち上がり、収入が改善されました。

ベレデチさんは紛争でそれまでの生活を失いましたが、この自立支援を受けたことで自信を取り戻し、「いつか自分の家を持ち、大学にも行きたい」と将来に希望を持つようになりました。
 
【おこめ券発掘プロジェクト】のご案内
GNJPは、全国米穀販売事業共済協同組合(全米販)と連携し、「全国共通おこめ券発掘プロジェクト」を推進しています。このプロジェクトは、全国の家庭に眠っている「全国共通おこめ券」を寄付していただき、グッドごはんを通して低所得のひとり親家庭にお米を届ける試みです。

おこめ券を寄付していただくと、GNJPが全米販のサイトを通じてお米に換え、必要な家庭に届けます。食品の価格高騰が続く中、お米の寄付は子どもの健やかな成長を支える大きな助けとなります。

ご自宅に使っていないおこめ券がある方は、ぜひこのプロジェクトにご協力ください!

詳細はこちら(全米販のWebサイトに移動します)
 
 
 
支援を受けている子どものお手紙を紹介します!
 
ソプナちゃん
 
ソプナちゃん 住んでいる国:バングラデシュ 年齢:11歳
 
ソプナちゃんからの手紙
 
海外子どもスポンサーになってください
 
海外子どもスポンサーになってください
 
 
 
GNJPのスタッフより
 
 
梅雨明けが待ち遠しく感じられる今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
はじめまして、4月からインターン生として加わりました長手と申します。新しい環境での挑戦に胸を躍らせながら、日々学びと成長を重ねております。

日々の業務を通じて、世界中で起こっている様々な問題に直面し、自分の「日常」がいかに恵まれたものであるかを痛感しています。

ウクライナ侵攻、難民問題、そして水衛生問題など、私たちがテレビや新聞で目にするニュースは、遠く離れた場所での出来事のように感じられるかもしれません。しかし、実際にそれらの問題に関する記事を作成したり、問題に関わることで、その現実の厳しさを肌身に感じることが多くなりました。

GNJPでは、こうした地域での支援活動を通じて、少しでも多くの人々が安心して生活できる環境を提供するために努力しています。私もインターン生として、微力ながらも力を尽くしていきたいと思っています。

これからも皆さまのご支援とご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 
 
 
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