ウクライナの難民支援のため、ルーマニアにスタッフを派遣しました。

2月24日に始まったロシアの軍事侵攻によって、子どもを含むウクライナ市民の命が重大な危機にさらされています。ウクライナから推定170万人が難民として隣国に避難し、その多くが最低限保障されるべき教育・医療へのアクセス制限や、食糧不足に苦しんでいるため、人道支援が必要となっています(UNHCR 3月7日時点)。

グッドネーバーズが3月3日にルーマニアへ派遣した調査チームによると、治安の悪化や支援を届けるためのインフラと物流アクセスの確保が現地支援の大きな課題となっていることが分かりました。さらに、近隣諸国数カ所への救命物資の輸送も求められています。
こうした状況に対応すべく、グッドネーバーズはパートナーである現地NGO（Bucur de Viata）とミーティングを行い、一時避難場所の調整や、女性や子どもを狙う人身売買防止のための移動手段の提供について話し合いました。
また、現地政府および現地大学との会合も行い、難民の一時保護施設やウクライナへの緊急支援物資の提供（油、米、小麦粉、砂糖、缶詰など）についても計画しています。

これらを実行するために、グッドネーバーズ・ジャパンでも緊急支援募金を開始しました。

支援を必要としているすべての女性や子どもたちのため、
どうか力を貸してください。

昨年末にグッドネーバーズ・ジャパンが実施した年末募金キャンペーンでは、皆さまのご協力によりたくさんのご支援が集まりました。

・新たに国内子どもスポンサーになってくださった方：1,640人
・グッドごはんへのご寄付：37,250,162円
・おまかせ(指定なし)のご寄付：134,500円

ひとり親家庭のフードバンク「グッドごはん」へのご寄付は、当初の目標である2,500万円、そしてネクストゴールとして設定した3,500万円を上回る、3,725万円の心強いご支援をいただくことができました。年末の食品支援を受け取った方からも、「無事新年を迎えることができた」など多くの感謝の声が届きました。
皆さまのご支援により、2022年、私たちはグッドごはんの食品配付を質、量ともに大きくバージョンアップしたいと考えています。

・現在毎月約1,000世帯に配付している食品を、毎月4,000世帯に配付できる体制を作り、希望しているのに食品配付を受けられないひとり親世帯をゼロにします。
・冷蔵庫、冷凍庫を設置・拡充し、多くの利用者からの要望があった肉、魚、野菜、果物などの冷蔵食品、冷凍食品、生鮮食品の配付を大幅に拡充します。
・さらに、セカンドゴール達成を受け、東京、大阪にそれぞれ食品の倉庫を新設することにしました。

新型コロナウイルス等で不安定な生活が続く中においても、国内のひとり親家庭に目を向けてくださり、ご支援くださった皆さまに心より感謝申し上げます。
2022年も、皆さまの温かいご支援とお気持ちを全力でひとり親家庭に届けてまいります。