アンケートの結果をご覧ください。
グッドネーバーズ・ジャパンは、国内のひとり親家庭の貧困対策としてフードバンク『グッドごはん』を実施していますが、5月1日から14日にかけてグッドごはんの利用者に向け実施した「新型コロナウイルスの感染拡大による生活への影響に関するアンケート」では、想像以上に危機的な状況が見られました。
収入や支出の変化に関する設問では、43%の方が収入が「半分以上減った」と回答しています。一方で、64%の方が食費が「10,000円以上増えた」と回答しています。 また、食費を確保するために工夫したことや買えなかったものとして、「子どもの誕生日プレゼント(を買えなかった)」「塾をやめた」「家賃を延滞した」「保険を解約」などの回答があり、野草を摘んで食べたり、親が1日1食しか食べていないケースも見られました。子どもたちについては、学校や塾が行うオンライン授業に参加できなかったり、家で勉強のサポートをする時間がなく、経済的・時間的に余裕のある家庭との教育格差が生じる懸念があります。
全国で緊急事態宣言が解除され経済活動が徐々に再開しつつありますが、失業や減収、借金や支払いの滞納があるなどの場合、再就職でも不利な立場に置かれやすいひとり親家庭が、生活を立て直すことは想像以上に難しく、長い時間がかかるものとみられます。
ひとり親家庭の毎日の生活や食事を支え続けるために、グッドネーバーズ・ジャパンは現在緊急募金を行っております。これまでにEメール等のお願いを通して多くの温かいご寄付を頂戴し、早い段階で当初の目標であった「グッドごはんの全利用者に食品を提供するのに必要な費用=240万円」を集めることができました。ご寄付いただいた皆様、本当にありがとうございました。
実は今年、大阪でもグッドごはん事業を始めることが決定し現在準備を進めております。関西でも同じく、多くのひとり親家庭が新型コロナウイルスの感染拡大により、生活へ影響が出ています。そこで、大阪で最初の400世帯に食品を届けるための120万円の募金を追加で募集させていただくことになりました。現段階でのこり、34万円を必要としています。(募金の期間を6月20日まで延長しました)
現在、どの方も少なからず新型コロナウイルスの影響を受けていらっしゃると存じます。何よりもまずご自身の生活、安全を第一に大切になさってください。そして、ご無理のない範囲でご協力いただけますと幸いです。
6,000円のご寄付が、 2世帯分の食品(36,000円相当)に。 どうか力を貸してください。
|