2018年9月28日、インドネシアのスラウェシ島においてマグニチュード7.5の地震と津波が発生しました。死者は2000人以上、行方不明者は5000人以上にのぼるとインドネシア災害当局は発表しています。
グッドネーバーズは、特に被害が深刻な中部スラウェシ州ドンガラ県において、災害後から下記のような支援をしてきました。
1)避難民キャンプ(Limboro camp)において、衛生キット500個、飲料水500本、家庭用テント150張りを配付。(2018年10月8~9日)
2)同県の10村にて、1,777世帯の被災者の方へ調理器具や食器を配付。(11月19~21日)
3)同県9村において、1,562世帯にマットレスを配付。(11月26~28日)
しかし、地震・津波の規模が大きかったため、災害から1年が経とうとしている現在でも、被災地には未だ避難民キャンプやテントで生活している人々が多くいます。
そこでグッドネーバーズ・ジャパンは、特に被害の大きかった同県シンドゥエ郡トアヤ・フンタ村にて、自宅が大きな被害を受けて避難民キャンプやテントで生活している被災者140世帯を対象に、仮設住宅を建設することにしました。また、同じ村内で地震により公共の給水施設が損傷したため十分な水へのアクセスを得られていない地域4ヵ所に給水設備を設置し、安全な水を利用できるように支援します。
2019年7月には柿澤スタッフが現地に入り、8月から建設を始めました。年内には140戸全てが完成し、700人の被災者が新しい仮設住宅に入居できるようになる予定です。
長い間不自由な生活を強いられてきた住民たちは、雨風にさらされることなく安全に暮らせる仮設住宅に大きな期待を寄せています。
スラウェシ島の被災地の人々が、安心して毎日を過ごせる家を。
緊急支援募金にご協力ください。