グッドネーバーズ・ジャパン(GNJP)の 活動をご支援いただきありがとうございます。
2019年3月14日、アフリカ南東部に上陸したサイクロンにより、モザンビークをはじめとする周辺国が、広い範囲で大雨や強風の被害を受けました。4月2日時点では、モザンビークで598名が犠牲になり、約13万人が避難しました。さらに4月に再びサイクロンが上陸し、200万人もの生活に影響を及ぼしました(reliefweb)。
グッドネーバーズは、モザンビークで避難生活を送る650世帯を対象に、衛生キットや蚊帳などの支援を行いました。
現地は衛生状態の悪化が著しく、避難所では給水システムやトイレの復旧が急がれていました。特に、免疫機能が十分発達していない子ども達が多くの時間を過ごす学校では、トイレや手洗い場の早急な復旧が望まれているものの、ほとんど手付かずの状態でした。
そこでグッドネーバーズ・ジャパンは、5月11日にスタッフを派遣し、特に被害の大きかったソファラ州ニャマタンダ郡の小中学校を中心に調査を行いました。その結果、生徒数約5,000人に対しトイレが4基しかないなど、トイレの数が生徒数に比べて大幅に足りていない学校も見られました。また、被災した人々が新しい場所へ移住を始めたことにより、新たに通学する子どもが急激に増え、トイレの数が全く足りていない学校があることがわかりました。
現地の自治体からは、特に被災者の再定住地域周辺の小中学校で集中的に衛生環境の整備をしてほしいという要望があり、グッドネーバーズ・ジャパンは4つの学校において計80部屋のトイレを整備することにしました。これにより生徒9,138人が衛生的なトイレを使えるようになります。
現在も柿澤スタッフがモザンビークに駐在し、プロジェクト管理にあたっています。
モザンビークのサイクロン被災地域の子どもたちが衛生的な環境で学校生活を送れるように。
緊急支援募金にご協力ください。
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