グッドネーバーズ・ジャパンは子どもの貧困対策事業として2017年より、低所得のひとり親家庭を対象としたフードバンク「グッドごはん」を運営し、ひとり親家庭への食品配付を行っています。
https://www.gnjp.org/work/domestic/gohan/
2017年 | 東京都大田区にて事業開始 |
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2020年 | 近畿にて事業開始 |
2021年 | 累計配付世帯数10,000世帯到達 |
2023年 | 九州にて事業開始 |
2024年 | 累計配付世帯数100,000世帯到達 |
(下記は2024年12月時点の内容です。最新の情報は グッドごはん事業紹介ページ をご覧ください。)
グッドごはんの活動は、個人や企業・法人の皆さまから頂くお金・食品・時間のご寄付により成り立っています。毎月、首都圏、近畿、九州における50か所以上の配付拠点にて、約10,000円相当(1世帯あたり)の食品をひとり親家庭に配付しています。
グッドごはんの利用条件は原則として下記のとおりです。
・「ひとり親家庭等医療費助成制度医療証」を所有している
※同医療証は、18歳未満の子どもを養育し、所得が限度額未満かつ生活保護を受けていないひとり親家庭等に対して自治体が交付します。
※離婚調停中や家計急変などの事情により同医療証を未取得の場合も、他の書類などで状況を確認し利用できる場合があります。
・配付拠点で直接食品を受け取ることができる
グッドネーバーズ・ジャパンは、グッドごはん事業の開始以降、困窮するひとり親家庭の状況を把握し、暮らしの実情や支援の必要性を発信するため、グッドごはん利用者を対象とした調査を実施してきました。厳しい暮らしとは具体的にどのような状態なのか、貧困に苦しむ家庭がいかなる困りごとを抱えているのかなどといった実態を多面的に把握すべく、様々なテーマで調査を行い、その結果を都度発信してまいりました。
本白書では、これらの調査結果をテーマごとに取りまとめ、掲載しております。同調査結果における量的データに加え、グッドごはん利用者から実際に寄せられた「生の声」を掲載することにより、困窮するひとり親家庭を取り巻く深刻な実態や、子どもの貧困を放置することによる未来へのリスクについて提起してまいります。
本白書で紹介するグッドごはん利用者対象の調査においては、下記のいずれかの方法で対象者に質問事項を共有し、オンラインにより回答を収集しました。
・食品受け取り申し込み用のフォームにおいて質問事項を掲載
・グッドごはんへの新規利用登録申し込み用のフォームにおいて質問事項を掲載
・グッドごはんに利用登録をしている方へ質問フォームをメール送信
※グッドごはん利用者の中には、離別によりひとり親家庭となった方のほか、配偶者(子どもの父または母)に重度の障がいがありひとり親家庭等医療費助成制度医療証の受給対象となっている方や、離婚調停中等の理由により実質的にひとり親とみなされる方が一部含まれます。
本白書におけるグッドごはん利用者調査結果のうち単一回答設問のグラフについて、小数点以下の端数処理の関係により構成比の合計が100%とはならないグラフが含まれます。