過酷な環境で暮らすガザの人々に、
衛生用品等の配付を行います
2023年10月から激化した武力衝突等により、パレスチナ・ガザ地区の人道危機は深刻化の一途を辿っています。
ガザ地区は長さ365平方キロメートルほどの細長い地域で、その周囲はフェンスや検問所などで遮断され、人や物の出入りが大きく制限されています。燃料や食料、日用品、医療品など生存に不可欠な物資も欠乏し、必要なものが必要な人に届きにくい状況の中、人々は国連や支援団体からの援助物資で命をつないでいます。
食料危機の深刻度を示すレベルでは、人口の半数以上である110万人が5段階のうち一番高い「catastrophe/大惨事」、その他の人口の大半が「Emergency/緊急」となっており、食料危機が極めて深刻です( Integrated Food Security Phase Classification (IPC) )。
学校等も攻撃の対象となり、子どもや女性を含む多くの民間人が犠牲になっています。国連によると、ガザ地区全体で住民の9割にあたる190万人の人々が避難を余儀なくされています(UNRWA Situation Report #130)。人口密度が高く劣悪な衛生環境の中、食料も不足し、ガザ地区の人道危機は加速しています。
この深刻な状況を受け、グッドネーバーズはガザ地区における人道支援を開始しました。
提携団体と共に、人口過密状態が続く現地で260世帯を対象に衛生用品 (石鹸、ハンドクリーム、デオドラント、カミソリ、生理用品、歯磨き粉、歯ブラシ、手指消毒液、靴下、タオルなど)を配付します。また現地の状況を踏まえ、必要な支援を行ってまいります。