バングラデシュ2010年教育支援事業報告
2010年1月、グッドネーバーズ・ジャパンはバングラデシュの教育支援事業を視察しました。
シラズコンジのプレスクール
シラズコンジのプレスクールを視察しました。
ここでは、共働きの家庭の小学校入学前の子どもを預かって、勉強を教えたり、遊ばせたりしています。ここにしっかり通った子どもは小学校に上がっても脱落せずに卒業できるケースが多いということです。
ドハールの小学校
バングラデシュのドハールで、グッドネーバーズが支援している公立小学校Char Deovog Primary Schoolを訪問しました。
この学校の生徒数は1~5年生まで600人もいるのに、教室はたったの3つ、先生が4人です。
グッドネーバーズ・ジャパンの子どもサポーターが支援している子供も392人通っています。
ここでは、ときどきノートや鉛筆など文房具を全校生徒に配布しています。
また、地元大学生のボランティアが放課後に補習授業を実施していて、この小学校はこの補習のおかげで、5年生修了時の試験合格率が96%(通常は60%)と驚異的で地元行政機関でも注目されています。
子どもサポーターの支援対象となっている子どもの家庭を訪問してみましたが、実に質素なものでした。
チャイルドは、学校が終わった後は家や畑の手伝いをし、夜になってからやっと時間ができて灯油ランプの明かりで勉強するが、体が疲れてすぐ眠くなると言っていました。
ダッカのミルプール小学校・バタラ小学校
バングラデシュの首都ダッカにある、ミルプール小学校とバタラ小学校は、グッドネーバーズによって運営されています。
ここは、ドハールの公立小学校に比べて圧倒的に先生が多く生徒が少ないため、しっかりと生徒を見る事ができます。今回の訪問時には、以前バタラ小学校の生徒だった女性が先生になって赴任していました。
ダッカのデイケアセンター
グッドネーバーズは、ダッカ市内にデイケアセンターを7か所運営しています。行政からのサポートは全くなく、どこも60人前後の過密状態ですが、他に子どもを受け入れてくれる施設はありません。