ケニア 少年サッカーチーム “FC HOPE”を設立
今年の6月にブラジルで開催されるワールドカップが近づくにつれ、ケニアでもサッカーに対する熱気がより一層高まっています。 日々を生き抜くことで精一杯の暮らしを送っているケニアの貧しい地域の子ども達。そんな環境でも、サッカー選手になる夢を持っている子どもがたくさんいます。
彼らの夢を応援するため、南スーダンのサッカー代表チームの監督であるイム・フンセ監督がケニアを訪れました。グッドネーバーズは監督と共に首都ナイロビから農村にあるメグアラを回って16名を選出し、”FC HOPE”という少年サッカーチームを結成しました。
逆境に負けず、夢を叶えるために
コロゴチョというスラム街にある、巨大なゴミ捨て場。現地の言葉で「ゴミ」を意味するというこのコロゴチョでは、多くの人がゴミの山から売れそうなものを探し、そのわずかな収入で生計を立てています。
今回の選抜メンバーに選ばれたサイマンくん(11歳)もその一人でした。腐敗したゴミが集まっているこの場所は、悪臭が立ち込め、劣悪な衛生環境にあります。サイマンくんはいつもここで食事をとり、夜は鶏小屋で寝るという生活を送っています。
サイマンくんの他にも、4年前に片目の視力を失ったベドネゴくん(12歳)、難病を患った弟をもつウイルスンくん(14歳)など、選手に選ばれたのはそれぞれ苦難を抱えながら生活している少年ばかりです。道端で手作りのボールを追いかけていた少年達は、今は素敵なゴールポストがあるグラウンドでユニフォームを着てボールを追いかけています。
自分の夢のために、そして家族の明日のために走る子ども達。 グッドネーバーズは今後もFC HOPEの運営を続け、未来のプロサッカー選手の育成に励んでいきます。
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