フィリピン台風緊急支援 仮設教室、学用品で授業再開を支援
1月初旬よりグッドネーバーズ・ジャパンがグッドネーバーズ・フィリピンと共に実施していた、子どもの学習環境改善支援が終了しました。
- 期間:1月30日~2月6日
- 対象地域:東サマール州ギワン内の12の学校
- 支援内容:仮設教室となるテントを20張設置。ホワイトボード20台、教壇20台、生徒用の机800台、文房具一式840セットを配布。
この地域では、台風で校舎が損壊した影響で平常通りの授業ができていない状況でした。
雨風の強い日はシートが大きな音と共になびき、特に低学年の子ども達は台風を思い出して怖くなり、学校に来られないこともあったようです。また半壊した教室での授業は決して安全とは言えません。
十分な備品がなく、教室も不足していたため1~4年生は午前中、5~6年生は午後に授業を受けるなどして時間を短縮していました。 また、小さなテントを教室にしている学校もありますが、先生たちは二か所のテントを行き来しなければならず、先生も子ども達も授業に集中しづらい環境でした。
設置されたテントは丈夫で、40人分の机を置くスペースがあります。先生も以前のように小さなテントを行き来せずに、安心して授業をすることができます。
配布した文房具セットには、ペン、鉛筆、ノート、定規、クレヨン、はさみ、消しゴムなど勉強に必要な物が一通りそろっており、それらを使って子ども達が授業に臨む姿も見られました。
グッドネーバーズ・ジャパンからは事務局長の小泉とスタッフの齋藤が現地に派遣されました。 現地ではテレビの影響で日本語を少し知っている子どもが多く、何度も「もしもし!」「ありがと!」と話しかけてくれました。
子ども達の学習環境は改善されつつありますが、校舎の改築等も今後必要となります。グッドネーバーズ・フィリピンは引き続きギワンに拠点を置き、支援を継続します。
引き続き、皆さまの温かいご支援をよろしくお願いいたします。
この事業はジャパン・プラットフォームの助成によって実施されました。
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