グッドごはん活動報告 2021年3月配付
厚生労働省が2020年に公表した「2019年国民生活基礎調査」によると、2018年度の子どもの貧困率は14.0% (新基準)にものぼり、ひとり親世帯の子どもの貧困率は48.3%(新基準)で、約2人にひとりが相対的貧困の状態です。グッドネーバーズ・ジャパンはまずこのひとり親世帯へ焦点をあて、「ひとり親家庭等医療費助成制度医療証」を持つ家庭を対象に食品を提供しております。本事業を通し、生活に困難を抱える家庭が安定し自立した生活を送ることができる、その一助となるように支援してまいります。
2021年3月の配付報告
配付期間 | 3月中旬~下旬 |
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配付世帯数 | 1,183世帯(東京733世帯、大阪450世帯) |
配付世帯の 子どもの 合計人数 |
2,098人(東京1,252人、大阪846人) |
累計配付世帯数(のべ)(2017年9月から) | 11,102世帯 |
※東京での活動はジャパン・プラットフォームの助成を受けて実施しております
※大阪での活動は令和二年度独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成を受けて実施しております
利用者からの声
食品を受け取った利用者の方々からは、写真や絵、メッセージと様々な形で感謝の気持ちやお子さんの様子が届いています。
・「大きなお菓子に子供達が大喜びしています。ありがとうございました。」
・「皆様のおかげで子供が”お腹空いた”と言わなくなりました。 子供が自分では買えない物も届きますのでワクワクして待っています。 」
・「私が仕事で遅くなる日があっても、子供が自分でレトルトカレー等を温めて食べたり、とりあえずお菓子を食べたりして本当に助かっています。 」
・「育ち盛りの娘たちに食べ物を我慢させるのは本当につらいです。買ってやれない甘い物が入っていると、本当に嬉しそうにしています。」
・「食べ盛り3人の子供達と宝箱を開けた気持ちになりました。ありがとうございます。」
担当者より
3月は多くの企業様から、東京と大阪の2拠点に食品寄付をして頂き、充実した配付内容となりました。
また東京では、大阪市にある「パンとカフェの店BRUNO(ブルーノ)」様より、パンのご寄付を頂きました。
多くの温かいご支援に感謝申し上げます。
グッドごはんでは、食品メーカーや食品卸会社の皆さんが賞味期限などの理由で食品を廃棄するのではなく、食品を必要としているひとり親家庭へ届ける事で、国内のこどもの貧困削減と、食品ロス削減のどちらにもアプローチしていける、より良い仕組み作りに取り組んでいきます。
現在私たちは、テレビ朝日「魔進戦隊キラメイジャー」にキラメイブルー役で出演されていた水石亜飛夢さんと一緒に、夏休みに生鮮食品の臨時配付を行うクラウドファンディングに挑戦中です。https://readyfor.jp/projects/beahero
このプロジェクトに先立ち、今回の3月の配送作業に水石亜飛夢さんが配送作業のボランティアに来てくださいました。