【バングラデシュ 洪水】被害状況の調査・緊急食糧支援を行っています
先月8月20日以降より、継続的な大雨に加え、隣国インドが洪水対応のため北東部トリプラ州の水門を開いたことにより発生した広範囲にわたる洪水で、バングラデシュの11県77郡、587ユニオン(集合村)にわたり、推計約494万人が被災状態にあります。
グッドネーバーズ・ジャパンは8月28日から、特に被害の大きい同国南東部のフェニ県にスタッフを派遣しました。
スタッフが入域した際には、既に多くの地域で水が引いていましたが、被災の規模があまりにも大きいため、依然として被災者は生存の危険に晒されています。
多くの住民は家屋の浸水による被害で、家財、家畜、農作物などを失い、非衛生的な環境下で安全な水等も不足しています。
グッドネーバーズ・ジャパンは、被害が最も深刻な地域の一つであるフェニ県ショドール郡に所在する5つのユニオン(バングラデシュにおける行政の最小単位。複数の村から成る。)において被害状況の調査を開始しており、順次食糧・日用品等の緊急支援物資の配付を行います。
※当事業はジャパン・プラットフォームの助成により実施されています。
既に現地では被害状況の調査と並行し、現地行政・住民の方々、防災ステイクホルダーとの調整を開始しています。緊急食糧支援では現地の主食である米、豆、油、塩等の食料に加えて、経口補水液や石鹸等を約1,500世帯に配布予定です。
グッドネーバーズ・ジャパンは、継続して情報収集を行っており、必要に応じて更なる支援を進められるよう態勢を整えてまいります。