グッドごはん活動報告 2023年10月配付
厚生労働省が公表した「2022年国民生活基礎調査」によると、2021年の子どもの貧困率は11.5%と前回調査(2019年)より改善傾向にあるものの、ひとり親世帯の貧困率は44.5%と半数近くが相対的貧困の状態です。グッドネーバーズ・ジャパンは困窮するひとり親世帯に焦点をあて、「ひとり親家庭等医療費助成制度医療証」を持つ家庭を対象に食品を提供しております。生活に欠かせない食を支援することで、ひとり親家庭の親子が困窮する今を乗り切り、子どもたちが自ら未来を切り開ける、その一助となるように支援してまいります。
2023年10月の活動報告
・新たに東京都中野区、千代田区、大阪府大阪市平野区、四条畷市の配付拠点にて食品配付を開始しました。
・九州での食品配付を開始しました。佐賀県鳥栖市、福岡県久留米市にて配付を行っています。
新規登録 世帯数 |
317世帯(首都圏134世帯、近畿144世帯、九州39世帯) |
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配付日・場所 |
47カ所53回(首都圏29カ所31回、近畿16カ所18回、九州2カ所4回) |
配付世帯数 | 2,919世帯(首都圏1,524世帯、近畿1,300世帯、九州95世帯) |
配付世帯の 子どもの 合計人数 |
5,947人(首都圏2,871人、近畿2,615人、九州461人) |
累計配付世帯数(のべ)(2017年9月から) | 58,534世帯 |
利用者からの声
10月も、個人の方や企業の方からいただいた食品寄付を多くのひとり親家庭にお渡しすることができました。食品を受け取った利用者の皆さんから、今月もたくさんのコメントが届いています。
・「毎月バラエティに富んだ食材を沢山頂き、有難く感じております。特にお米は毎日食べますし、高額なので嬉しいです。」
・「先日、2回目の受取をしました。支援者の方、スタッフの皆さま、おかげさまで本当に助かっています。本当に感謝でいっぱいです。ひとり親で孤独やプレッシャーを感じる中、笑顔でご対応頂けて癒やされます。子どもが無事大人になるまでは皆さまの助けをかりながらしっかり頑張ります。」
・「いつも大変助かってます。グッドごはんのおかげで食事がちゃんと出来る日が増えました。」
・「毎回プレゼントをもらうような気持ちでいただいた食品を開けては喜んでいます。特に冷凍とお米はすごく重宝しています。毎日子供のお弁当に大活躍です。ありがとうございます。」
・「いつもお世話になっております。たくさんのご支援本当にありがたく感謝しています。食費を浮かせた分で子供の服や文房具や学校で必要な物を購入出来ています。」
・「いつも沢山の品をありがとうございます。10月は子供がインフルエンザにかかり仕事を5日休んだのでだいぶ収入が減りました。改めてグッドごはんさんのありがたみが染みました。皆様も体調にはお気をつけ下さい。」
担当者より
初めまして、九州の鳥栖倉庫より井手口(いでぐち)です。9月から10月にかけて、九州に配属予定のスタッフ3名が東京の板橋倉庫で研修を受け、10月から行われる九州での配付に備えてまいりました。九州で初となる活動にスタッフ一同は、緊張しながら取り組みましたが、配付内容が充実していることに、利用者の皆さまから驚きと喜びの声が寄せられ、安堵いたしました。
秋から冬に季節が変わるなか、首都圏、近畿、九州と各地域でも徐々に気温が下がり、各家庭で暖房費が必要になる季節になります。より家計が厳しくなるため、グッドごはんの必要性はますます高まると考えられます。皆さまのご支援、ご協力をいただき、この支援の輪をさらに拡げられるようにスタッフ一同頑張りますので、引き続き応援をよろしくお願いします。(井手口)