グッドごはん活動報告 2023年1月配付
厚生労働省が2020年に公表した「2019年国民生活基礎調査」によると、2018年度の子どもの貧困率は14.0% (新基準)にものぼり、ひとり親世帯の貧困率は48.3%(新基準)で、約半数が相対的貧困の状態です。グッドネーバーズ・ジャパンはまずこのひとり親世帯へ焦点をあて、「ひとり親家庭等医療費助成制度医療証」を持つ家庭を対象に食品を提供しております。本事業を通し、生活に困難を抱える家庭が安定し自立した生活を送ることができる、その一助となるように支援してまいります。
2023年1月の配付報告
配付日・場所 | 30箇所36回(東京17箇所21回、大阪13箇所15回) |
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配付世帯数 | 1,881世帯(東京1,054世帯、大阪827世帯) |
配付世帯の 子どもの 合計人数 |
3,393人(東京1,938人、大阪1,455人) |
累計配付世帯数(のべ)(2017年9月から) | 37,368世帯 |
利用者からの声
1月も、安全に食品をお渡しできるよう感染対策を講じながら、対面で配付を行いました。個人の方や企業の方からいただいた食品寄付を多くのひとり親家庭の方にお渡しすることができました。利用者の方から、今月もたくさんのコメントが届いています。
・「先日も本当にありがとうございました。お菓子は普段、買わないので、子供たちがとても、喜んでいました。もちろんお米や日用品もとても有難いです。このような世の中でご支援いただけるかたの優しさに触れ、寒い中でもあたたかな気持ちになりました。人のあたたかさが身に沁みます。本当にありがとうございます。」
・「いつも利用させてもらい、ありがとうございます。お米が大好きな娘は、”やったー!白ご飯” と毎回大喜びしています。」
・「支援者の皆さま、事務局の皆さまにはいつも感謝しております。1月はお米がなくなりつつあり、お米を買うとガス代が払えない状況でしたので、お米は本当に有り難かったです。お菓子も子供たちは喜んでいました。」
・「いつもありがとうございます。親子共々食料支援を楽しみにしています。心の支えになってます。」
・「なかなか満足な食事を子ども達に与えられていないので、支援とても助かります。ありがとうございます。」
・「ご支援者様、企業の皆様、見ず知らずの親子に愛の手を差し伸べてくださりありがとうございます。大切に大切にいただきます。スタッフの皆様、いつもありがとうございます。いつも明るく優しく迎え入れていただき本当に心救われます。こんな身なりで向かったらどう思われるかなとかすこし不安になりながら向かっておりますがお優しい対応に心救われております。」
・「支援をいただき始めてから食卓だけではなく気持ちにも余裕を持てるようになりました。本当に感謝しております。」
・「いつもご支援ありがとうございます。心の拠り所、励みにしています。もうしばらく利用させていただきますので、宜しくお願いします。」
担当者より
冬場は利用者さんやお子さんの中でも感染症等で体調を崩される方が多くなり、仕事を休んで収入が減るなどの影響が見られます。また、光熱費がいつもよりかかり家計を圧迫する時期であり、食品支援が一層求められます。
利用者の増加に伴い、配付拠点、回数を増やして対応していますが、寒い中でも多くのボランティアさんに支えられ、1月もたくさんの利用者さんに食品を対面でお届けすることができました。
新規で支援を希望するひとり親家庭も続々と増えておりますが、皆様の温かいお気持ちのおかげで、多くのひとり親家庭に食品をおわたしできています。今後ともご支援のほどよろしくお願いいたします。(明石)