グッドごはん活動報告 2022年10月配付
厚生労働省が2020年に公表した「2019年国民生活基礎調査」によると、2018年度の子どもの貧困率は14.0% (新基準)にものぼり、ひとり親世帯の子どもの貧困率は48.3%(新基準)で、約2人にひとりが相対的貧困の状態です。グッドネーバーズ・ジャパンはまずこのひとり親世帯へ焦点をあて、「ひとり親家庭等医療費助成制度医療証」を持つ家庭を対象に食品を提供しております。本事業を通し、生活に困難を抱える家庭が安定し自立した生活を送ることができる、その一助となるように支援してまいります。
2022年10月の配付報告
配付日・場所 | 25箇所28回(東京13箇所15回、大阪12箇所13回) |
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配付世帯数 | 1,436世帯(東京751世帯、大阪685世帯) |
配付世帯の 子どもの 合計人数 |
2,514人(東京1,292人、大阪1,222人) |
累計配付世帯数(のべ)(2017年9月から) | 32,041世帯 |
利用者からの声
10月も、安全に食品をお渡しできるよう感染対策を講じながら、対面で配付を行いました。個人の方や企業の方からいただいた食品寄付を多くのひとり親家庭の方にお渡しすることができました。利用者の方から、今月もたくさんのコメントが届いています。
・「先月、初めて利用させて頂きました。ひとり親になってもうすぐ1年経とうとしています。その中、物価高や経済の不安定で生活が想像以上に苦しくなる日々。食品配布(特にお米や栄養価の高い食品)は本当に助かりました。ありがとうございます!」
・「いつも持ちきれない程の食品を用意して下さり、本当にありがとうございます。この支援がなかったら、我が家は生活していけない為、心から感謝しています。」
・「毎回有難うございます。お米はとても助かります。毎月頂けて本当に家計が助かっています。お野菜も嬉しいです。」
・「いつも食料支援には助けられています。 体調が安定せず、調子が悪いときは何もできないので、そんなときは頂いた食料を子供達に食べてもらっています。先日頂いたお野菜は新鮮で美味しくて、こんなに美味しい野菜は久しぶりに食べました。」
・「毎回、子どもたちも私もどんな食材が入っているのか楽しみにしています。美味しそうだねと、皆が笑顔になっています。」
・「とても助かっています。 仕事で遅くなり下の子が1人でも、火を使わず空腹を満たすコトができる食材提供をしていただき感謝しかありません。」
・「パンやお菓子など、日頃あまり食べさせてあげられない食べ物を頂き心より感謝しています。子どもたちに笑顔が増え、その笑顔を見て私も元気をもらえております。」
・「いつも利用させていただいてとても助かっています。お米が特に助かります。高校はお弁当になるのですぐにお米がなくなるので本当に厳しいので助かっています。」
・「本当に助かります。温かい気持ちを支えに何とか生きています。」
担当者より
10月も多くの利用者さんに食品をお届けすることができました。レトルト食品やお菓子、お米などに加えて、多くの野菜を配付することができました。野菜の値段も上がっているため、利用者さんには喜んでいただけています。また、多くのみなさまのご支援のおかげで、新たな配付拠点を設置し、より多くの家庭に食品を届けられるようになりました。
たくさんのひとり親家庭がみなさまからのご支援に助けられています。スタッフ一同、改めて心より御礼申し上げます。グットごはんの活動をより多くのひとり親家庭へ広げられるよう取り組んで参ります。今後ともご理解ご協力のほど、よろしくお願いいたします。(横溝)