夏の募金キャンペーンのご報告
2022年7月から8月にかけ、グッドネーバーズ・ジャパンでは、国内事業であるグッドごはんにおいて、都内に2つ目の倉庫を開設して食品配付エリアを拡大するために、3,000万円を目標として皆さまにご寄付をお願いしておりました。
その結果、2,547万円もの貴重なご寄付を皆さまからいただきました。
皆さまの生活も物価高騰の大きな影響を受けているかと存じます。そのような中で、ひとり親家庭のためのご寄付をいただけたこと、心より感謝申し上げます。
また、支援者の皆様に御礼とご報告のメールをお送りしましたが、その後にも多くの方が追加でご寄付をくださいました。重ねて御礼申し上げます。
お預かりしたご支援でできること
おかげ様で新倉庫を開設するための目処がたち、現在、物件の選定を急ピッチで進めております。新倉庫での食品配付が始まりましたら、またご報告いたします。
私たちは配付拠点の拡大により、希望しているのに食品配付を受けられないひとり親世帯をゼロにするために全力を尽くしています。今回いただいたご支援は、この活動のために大切に使わせていただきます。
グッドごはん利用者の声
最近、グッドごはんを利用し始めたひとり親の声をお読みください。
「ひとりで子育てしておりますと、心無い言葉に傷つくこともあります。ですが、温かい心でご支援くださる方々がいることで、子育ては決して私1人でしているのではないと思えます。皆さまに支えていただきながら前向きに頑張っていきます」
「先月、初めての配布を受けとりました。たくさんの食料がある安心感を味わうことができました。本当にありがとうございます。」
「前回初めて利用させていただきました。まず量に驚き、お米や、健康に配慮した食品など大変有難く感じました。頼っていいんだ、と心が軽くなり、涙が滲みました。子供たちも喜んで、美味しく無駄なくいただけました。」
皆さまからのご寄付は、ひとり親家庭の親子のお腹を満たすだけでなく、孤立しがちな親子の心の支えになっています。
グッドごはんについて
国内のひとり親家庭を対象としたフードバンク事業「グッドごはん」は、国内の子どもの貧困対策への取り組みとして2017年より開始いたしました。困窮するひとり親家庭に、定期的に食品の配付を行うことで、子どもの健やかな成長を支えています。
厚生労働省の調査によると、日本国内のひとり親世帯の48.3%が相対的貧困の状態にあります。
また、当団体がグッドごはんの利用者に実施したアンケートでは、半数以上の家庭が夏休みなど給食がない期間に「1日3食きちんと食べることができない」と答えています。
国内の困難な環境の中にいる子どもたちへの支援活動を継続的な寄付で支えながら、子どもたちや家族を応援していただく子どもスポンサーを引き続き募集しています。