エチオピア 青年海外協力隊員との共同プロジェクト
2019年5月
こんにちは、グッドネーバーズ・エチオピア現地スタッフのソシナです。
今回は、エチオピアのシダマ地域で日本の青年海外協力隊員と協力して実施している手洗いプロジェクトと、偽バナナのハンドクラフトプロジェクトについて紹介します。
手洗いプロジェクト
手洗い指導の様子
ウィチョウ カラダ小学校にて、日本から来ている青年海外協力隊の佐賀さんが紙芝居やシール、歌などを使って手洗いの必要性や正しい手の洗い方を指導してくれました。エチオピアでは伝統料理のインジェラなど直接手で食べる料理も多いため、特に手を清潔にしておく必要があります。学校で正しい手洗い方法を伝え、実践することは病気の予防につながります。
楽しく手洗いを学ぶ
集まった子どもたち
偽バナナのハンドクラフトプロジェクト
エチオピア南部には、エンセーテと呼ばれるバショウ科の植物が生育しており、見た目がバナナの木に似ているため「偽バナナ」と呼ばれています。この澱粉が古くから伝統料理に使われてきました。
偽バナナの木からは繊維も取ることができ、紐や家を作るための材料にされてきました。
しかし伝統的な家が少なくなった現代では、この繊維の多くは捨てられてしまっています。
偽バナナの木
偽バナナの木の繊維
そこでグッドネーバーズは、手洗いプロジェクトでも一緒に活動してもらっている佐賀さんと一緒にこの繊維を利用してバッグや小物を作り、商品化することで地域住民の収入向上を支援するプロジェクトを始めました。
ハンドクラフトのトレーニングの様子
完成した作品
参加した地域の女性はとっても嬉しそうに作品を見せてくれました。 今まで捨てられてしまっていた資源が女性の収入向上に繋がるよう、今後もトレーニングを続けていきます。