企業とGNJPの取り組み事例紹介【福留開発株式会社 -寄付型自販機-】
福留開発株式会社 -寄付型自動販売機-
2021年に創業70周年という節目を迎えた福留開発株式会社。近年はSDGs推進にも力を入れており、全役職員一丸となって取り組まれているそうです。
2021年6月より、グッドネーバーズ・ジャパン(以下GNJP)が法人様向けにご提供する支援方法のひとつである「チャリティ自動販売機」によるご寄付をいただいています。2022年2月現在まで、合計8台の寄付型自動販売機を設置いただきました。自販機一台につき平均1000円~3000円/月ほどをご寄付いただいております。
企業ご担当者の声 -福留開発株式会社社長 大場将史 氏-
子ども支援は自分にとって大きな使命の一つ
以前海外視察でカンボジアに渡航した際、私は多くの物乞いの子どもたちに出会い、彼らの生活の背景を深く考えるようになりました。不自由な生活を強いられている彼らのために自分に出来ることを模索していたとき、海外で井戸・建設施設の建設を行っているGNJPを見つけました。
その後、個人的にグッドごはんに協力させていただいたり、企業としてチャリティ自動販売機に協力させていただいたりするようになりました。
私は幼少期、周りの大人に恵まれていたと感じています。大人になって、今度は自分が受けた愛情を今の子ども世代へ注ぐという大きな使命があると思っています。GNJPへの支援以外にも、自分の子どもの通う学校でのPTA活動・建設業の担い手育成のための出前授業・所属していたラグビーチームでのコーチ活動など、生活の中に「子ども」というキーワードが多くあります。
社長・役員から社員まですべての人が支援に携わる
当社はSDGsを推進しています。新しく何か自分たちに出来ることはないかと検討していたおりに、チャリティ自動販売機のことを知りました。当社は建設業という職種がら、各作業所に必ず自動販売機を設置します。そのため、これなら我々でも微力ながら取り組めると考えました。
これまで頂いていた自動販売機の手数料を寄付型に変えただけ、その金額も決して会社の利益に影響を及ぼす金額ではありません。しかしチャリティ自動販売機は、ただ企業としてお金を寄付するのとは違い、社長・役員から社員まですべての人が支援に携わることができる支援方法です。額は少なくても、本人たちの気持ちから出たお金でチャリティに参加できているというところに大きな違いがあると私は考えています。
「自分が参加しているんだ」「自分もできるんだ」という気持ちに従業員がなってくれれば、そのような意識が成長することで、他の面での成長もついてきます。結果として従業員一人ひとりの「幹」が太くなることで、企業の核を強化することにつながるのではないかと前向きに捉えています。
まだ始めたばかりなので、社員からはポジティブな意見もネガティブな意見もありませんが、社内の全自動販売機を寄付型へ切り替える際に反対意見は一切ありませんでした。社員の皆が私の思いに共感してくれていることだと捉えています。
期末には具体的な支援金額を私から社員の皆に伝え、ひとりひとりのお陰でチャリティが成り立っていることを伝えたいです。
チャリティー自動販売機による支援を検討されている企業へメッセージ
企業ですので営利を追及すること、社員の幸福や会社の発展を目指すことは当然です。
その取り組み過程において、「社員全員でチャリティに取り組んでいる」ことで、社員ひとりひとりの意識が変わり、気持ち(mind)の部分で個人が成長し、それが良い企業風土の形成につながると私は思います。
インタビューの中で大場さまの子ども支援への熱意を感じました。自販機以外にも日頃から募金活動に積極的に取り組んでいらっしゃいますが、SDGsに取り組むことを目的にするのではなく、社会の中で行う企業活動の利益を自然と社会へ還元しようとする姿勢が印象的でした。
気軽に社員の皆さんといっしょにできる社会貢献活動をお探しの皆様、まずは寄付型自販機から始めてみてはいかがでしょうか。